なまか発見伝2 (ページ37)

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第80話ページ37

こういう交渉の時の話し方はあくまで相手とは対等に関係を築く
特に相手は年上だ

『ここの情報は一切話しません』

中学生だと下に見られてはならない

オ｢音本｣
音｢今のは本当か？｣
『本当です｡』

下に見られた時点でこの交渉は僕の負け
負けるくらいならいっそ全て巻き込んで消えよう

『だから逃がしてください』
オ｢ほぅ...その代わりにお前は何をしてくれるんだ？そういう話だろ？｣

ちゃんと食いついてくれた！

『さっきえりちゃんのお世話を僕にさせるって言ってましたよね』
オ｢あぁ｣
『えりちゃんのお世話はこちらに通いで行うと言うのでどうでしょうか』
ク｢なるほど｣
『そうすればいつ来るか分からない僕をまつ彼女はここを逃げ出すことが出来ない』
オ｢だがそれはあくまで壊理との信頼関係があって始めて成立する｣
『はい｡なので初めのうちは毎日来ます｡ある程度心を許してもらえたところから少しづつ間隔を開けていく』
音｢確かにそうすれば...｣
『はい｡脱走は0にならずとも減るかと思われます』
オ｢壊理については『もちろん外には漏らしません』
音｢本当にか？｣
『はい』

これでどうだ...！
義爛のおじさんに教えてもらった取引の方法...間違えてはないはず...