なまか発見伝2 (ページ11)

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第54話ページ11

ク｢綺麗な髪ですね...｣

...私は...何を言ってるんだ...

だが弱っているこのガキは熱のせいでほんのり顔を赤くして終始肩で荒く息をしている
汗を少しかいているから服や髪が所々肌に張り付いていてなんというか...こう...かなり...

ク｢...色っぽい...ですね...｣

中学生にしては少し大人びている顔つきも胸の膨らみも透き通るような白い肌も全てがこのガキを色っぽく引き立てている

中学生のガキに私は何を考えているんだ...
欲求不満か？
...だが今まで仕事上関係を持ってきた女共とは違う...
まだ穢れを知らないその全てが今こうして私に逆らうことなくここに存在している

"汚してしまいたい"

だめだ
今の私はかなり疲れているみたいだ...

ク｢水飲んでこよ｣

少し落ち着かないと今の私は何しでかすかわからない

ｷﾞｭ

『いか...ないで...』

見るとガキが私袖を引っ張っていた

『ひとり...は...いや...』
ク｢分かりやしたからそんな目で見ないでくださいよ｣

さっきまで焦点があっていなかった瞳が今私に焦点を合わせて訴えかけてきた

その綺麗な瞳に涙を零れそうなくらい溜めて上目遣いで今の私を見ないでください！

ク｢そばにいますから早く治してくださいよ｣

私がそう言うと安心したのか寝始めた
袖は掴んだまま

これ誘われてます？
ここで手を出さないとか男じゃないですか？
まぁそんなわけないし乱暴もしやせんけど...

ク｢これぐらいは許してもらいたいですね｣

ﾁｭ

何処にしたかは私だけの秘密ということで