休息【QK】 (ページ7)

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-fkr×kwmr- ページ7

⚠︎︎オメガバース表現、モブ表現あり

朝起きると驚くほど体調が悪かった。
ああ、ヒートか。
いつもなら仕事を休ませてもらうのだが、今日はどうしても外せない会議がある。
仕方ない薬でやりすごそう。
僕はゆっくりとベッドから体を起こし仕事へと向かう準備をし始めた。
この後あんなことが起きるとも思わずに。

.

そろそろ家を出ないと行けない時間だ。
僕は薬を飲んで会社へと向かった。
その道中でのことだった。
少しふらつきながら歩いていると、手前から1人の男が近寄って来たのだ。
どこか嫌な予感がしたが、時すでに遅し。
その男は僕の口にハンカチを押し当てた。
周りに人は居ないため、当然助けてくれる人はいない。
僕はそのまま意識を失った。

.

気がつくと見知らぬ場所にいた。
口は猿轡で塞がれており、手足は枷がついている。
雰囲気的にここはホテルかどこかだろう。
それより何の目的でここに連れてこられたんだ？
ヒートの所為で冷静に考えられない。

「あ、目ぇ覚めた？」

何だか頭痛がしてきた頃、知らない男性の声が聞こえた。
僕を襲った犯人だろうか。
眼鏡を取られている為ハッキリとは見えないが、ガタイの良い大学生くらいの男の姿が見えた。
もしかしてリスナーさんだったりするのだろうか。
だとしたら厄介だ。

「そんなに警戒しなくて大丈夫だよ、俺優しいから」

突然知らない奴にこんなところに連れられて、警戒しない方がおかしいだろう。
それにお前には優しさの欠片も感じられない。
とりあえず此奴と話がしたいが、猿轡の所為で声が出せない。
状況は最悪。
僕はどうしたらいいのだろうか。

「ちょっと大人しくしててね」

其奴はこちらに近寄ってくる。
僕は恐怖を覚え目を強く閉じた。
すると、口の違和感がなくなった。
猿轡が外されたらしい。
良かった、これで話ができる。
そう思ったが、そんなに上手くいく筈もなく。
僕は男にキスをされた。
口に残った感覚に吐き気を催したが何とか耐える。
そしてやっとのことで気がつく。
此奴の目的は僕の性にあることに。

「俺もう我慢できない」

その男はベッドに座る僕を押し倒し上に乗る。
また唇に気持ちの悪い感触が当たり、そのの状態で服を引きちぎられた。
ボタンを一つ一つ外すなんてことをする理性は相手に残っていないようだった。
Ωという性に生まれたばかりに、こんな目に遭わないといけないのか。
僕はうなじを噛まれないことを願いながら、相手を受け入れるしかなかった。

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