この愛を終わらせないで【M.J】 (ページ9)

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1人の男性ページ9

「おーい、ちょっとー」

ニノ先輩が知り合いであろう人に声をかける

『あ、ニノくん。って、何人連れて来てんのよ・・・。

　ご覧の通り今年もてんやわんやしてるっていうのに』

料理サークルの先輩は私のことを見た途端、げんなりした顔をした

歓迎されてない・・・

『本当、どっから情報嗅ぎつけてくるんだか・・・』

「大丈夫、この子ソイツ目当てじゃないから。

　単純に料理したいだけ」

『あら、ソイツ目当てじゃないならいいわよ。

　でも、一応入部審査受けてね』

「は、はあ・・・・」

『ソイツ』って一体誰のことなんだ・・・？

若干置いてけぼりの空気の中突っ立って待っていると

扉がガラッと開いた

「こんちはー。あー、今年もいっぱいいるなぁ」

『キャー！！！！！！！！！』

「！？！？何！？」

湧き上がる悲鳴と、頭を抱える料理サークルの人たち

教室に1人の男性が入ってきた。

7分袖のVネックTシャツ・ジーパンとサンダル、

なんともシンプルな恰好をした男性

よく見たらジーパンに所々絵の具が飛び散っていた