この愛を終わらせないで【M.J】 (ページ38)

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勘ページ38

スマホを見ながら待っていると、

見知らぬ人の手が私の前でヒラヒラ揺れる。

『あ。やっと気づいたよー』

男の人が私に話しかけていた

話しかけてきた人以外にも数人いる。見覚えはない。

『あれ？忘れちゃった？笑ほら、大学で会ったじゃん！』

「？・・・・・・あ！もしかして、

　フットサルとかラグビーサークルの先輩ですか？」

『そうそう！そうだよ！思い出してくれたんだ！』

正直覚えてたわけではなく、勘で言っただけ

だって、あんな人だらけの入学式の事なんて覚えてないもん。

でも奇跡に当たってたらしい。良かった

「でも、何で私に用が・・・？」

『いやー・・・あの時名前聞きそびれちゃったじゃん？

　で、今見たら、あの子だー！ってなって話かけたわけ！』

「はあ...」

『近くにみんないるから遊ぼうよ』

『何学部だったっけ？』

「え？・・・経済学部です」

『経済学部の子いたっけ？』

『いたいた！』

後に立っていた男の人たちも合わさってどんどん会話が進んでいった