この愛を終わらせないで【M.J】 (ページ4)

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勧誘ページ4

長かった入学式も終わり

少し寝ぼけた頭を覚まして講堂から出ると、

入学式が始まる前とは違う光景が広がっていた。

『テニスサークルどうですかー！』

『合唱部楽しいですよー！』

『演劇部です！入学記念公演、講堂で行いまーす！』

『漫研ー！漫研ー！』

『一緒に青春を謳歌しましょー！』

ビラを配る人・人・人！

歩くたびに両脇から勧誘のビラが湧き出る

断ることも出来なくて、

人波から抜け出した時にはビラで両手がいっぱいになっていた。

『ねぇねぇ！フットサルのマネージャーやらない！？』

『野球もあるよ！』

『ラグビーは！？』

一息つく暇もないまま第2波

スポーツ系サークルのマネージャーの勧誘

「ごめんなさい、私入りたいサークルがあって・・・・・」

『掛け持ちでも大丈夫！』

『今から説明会やるからさ！』

「ちょっ、待ってください・・・・・！」

断れず慌てた私の腕を誰かが引っ張った

「はい、ごめんなさーい。この子、ワタシのサークル入る予定だから」

『なんだよニノち～』

『ニノみの彼女？』

「違う違う、俺の友達の彼女。はい、解散！」

「・・・・・・ニノ先輩～！」

やっと知っている人に出会えた