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人見知り克服 ページ22
「A、その人は・・・？」
会話に置いてけぼりになっていた雅紀が私に声をかけた
「この人がさっき言ってたパンが大好きな大野智先輩」
「どうも〜」
「こ、こんにちは.....」
雅紀、人見知り発動。
「Aちゃんの友達？」
「はい。高校が同じで・・・」
「じゃあ、大学1年生か。勉強大変？」
「はい。教職課程が・・・」
「へぇ、そりゃぁ大変だ！先生になりたいんだ？」
「はいっ！そうです！」
「そっかそっか。じゃあ勉強頑張らないとな。
応援してる」
「あ・・・・ありがとうございます！！」
大野先輩が優しく微笑むと、
雅紀はスポーツマンらしく深くお辞儀をした。
「じゃ、またサークルでね〜」
「はい。さようなら！」
駅の方へ向かう大野先輩を笑顔で見送った
「A・・・・・めっちゃいい先輩だね！！」
雅紀の目はとても輝いている
人見知りはすぐ克服したようだった
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作者名：ぼっちゃん | 作成日時：2021年6月9日 23時
