夜に駆ける 3 A.M × N.K (ページ16)

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「(あー・・・・唇乾燥してきた。ちゃんと保湿して行かないと・・・)」

季節は秋

オレの生活は少し変わった

1つ目は今までより遅く起きる日が増えたこと

少し遅く起きて、朝ごはん食べて、テレビ見て、ストレッチして、ゲームして・・・・

こんなにダラダラした朝を過ごす日は、

オレの姿で出社してる。

今日は服装は、シャツに紺色のカーディガン、黒のパンツ、レンズが大きい眼鏡
髪はゆるふわにアレンジした。

女の子の格好で出社する日の方が多いけど、

自信がついたオレは、時々本来の姿で出社するようになった。

最初は不安もあったが、意外にみんなの反応が良くて嬉しい。

『女の子の格好をしないと可愛すぎるという自分のコンプレックスを隠せない』
という考えはもう古く

『男の姿でも可愛いは武器になる。』

ちょっと前のオレでは考えもしなかったことだ。

2つ目は部の一員になれたこと

「おはようございます。」

『おはようございます。』

『おはようございまーす。』

どんな格好で出社しても部のみんなが挨拶を返してくれるようになった。

『二宮さんおはようございます！今日も素敵です！』

「はは、ありがとうございます。メール読みましたか？」

『はい！あ、それで質問があるんですけど・・・・』

後輩の謎のヨイショはまだ慣れないけど・・・