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「じゃ、ニノ今日の残り少ない時間を楽しんで〜。バイバ〜イ。」
「お疲れさまでした。」
定時になった瞬間智さんは帰ってしまった
「え、二宮今日なんかあんの？」
代わるように帰る準備をいていたボクの方に櫻井さんが近づいてきた
「何にもないですよ。」
「えー、何にもなくないでしょ！智くん楽しんで〜って言ってたし。
あ、誕生日とか・・・・・？」
「・・・・・・・そうです。」
あー、めんどくさいことになった！この人だけには知られたくなかった！
「おめでとうじゃん！みなさん、今日二宮誕生日らしいですよ！」
残っていた人たちに櫻井さんが大声で伝え、小さな拍手が沸き起こる
でた。嫌なんだよこうゆうの！陽キャ独特のやつ・・・・・・！
「あ、ありがとうございますー・・・・では、お先失礼します。」
「じゃあさ、今からお祝いさせてよ。」
「は！？何で！？嫌ですよ！」
「待って！この前みたいに居酒屋とかじゃなくてオシャレなお店にするし、
この前のお詫びもしたいし・・・・ね？」
帰ろうとするボクの腕をつかみ引き留め、少し口を尖らせてこちらを見つめる
男らしい体の割に目はクリクリして可愛らしい
「・・・・・・・・全奢りですか？」
「はい、全奢りです(笑)」
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作者名：ぼっちゃん | 作成日時：2020年9月30日 17時
