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「謝罪も出来たし、智くんが考えたてた営業案を俺にパスしてくれて、
二宮のマニュアル通りにやったら契約取れた。本当にありがとう。」
「いえいえ、でも分かってくれましたか？ボクの仕事を。
取引先のリサーチしたり資料作ったりみなさんがスムーズに働けるように雑用も。
これがボクの仕事なんです。」
「うん、痛いほど分かったよ。」
初日の強気な態度とは一変、しおらしく微笑んだ
「あっ、あともう一つ・・・・・・・飲み行った時サイテーなこと言ってごめん。
初めて会ったやつにあんなこと言われたら嫌だよな。」
やっとあの事についても謝ってくれた
「はぁ・・・・。あの時あなたの言ったことは初対面であろうが、仲が良かろうが
言っちゃダメな事だと思いますよ。ボクの今の姿は大切な人がくれたんです。」
雅紀がくれたこの姿、この姿を馬鹿にすれば雅紀を馬鹿にすることになる
それは、許せない。
キツく言い放つと大きな身体がシュンと縮まった
「ま、でもボクみたいな人がまだ世間では一般的ではないので戸惑うのも分かります。
反省したのであれば今回は許します。ボクの仕事もあなた達がいなければ成り立たないですし、
自分が出来る仕事やっていきましょ。じゃ、お昼食べるんで。」
智さんがよく言うセリフをお見舞いして休憩室を出た
あー！！！いやったぜ！！！仕返し成功！！！
これで櫻井さんはボクに借りを1つ・・・・いや事件も含めて2つ作った！
当分ボクに威張ることは出来ないだろう。ハハハハハハ！！！
人目も気にせずガッツポーズ。軽い足取りで食堂へ向かった。
その時気づかなかったけど、休憩室はガラス張り
ガッツポーズするボクの姿を櫻井さんが見てたとか見てなかったとか・・・
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作者名：ぼっちゃん | 作成日時：2020年9月30日 17時
