夜に駆ける A.M × N.K (ページ23)

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ボクの趣味はメイクの研究

仕事がある日はメイクのことを考える時間が無い

こうゆう休みの日に新しいメイク方法を研究して、バリエーションを増やしていく

買ったままで使えてなかったコスメを試してみたり、

SNSを見て新作のコスメ情報を得たりしている。

雅紀の趣味は物語やキャラクターをイメージしたヘアメイクを考える事

仕事でも沢山ヘアメイクしてるだろうに、熱は趣味にまで及んでいる

特に会話は交わさずひたすら趣味に没頭する

無言の時間の共有がボクはとても好き

ひと段落ついて雅紀の方を見ると、真剣にスケッチブックと向き合ってた

頬杖をつきながらずーっと見ているとこちらの視線に気づき

「今ねー、アイデア考えてるの。
　男の子のヘアメイクはスケッチブックに書くだけだけどね。」

笑ってそう教えてくれた。

その後もチラチラと雅紀の方を見た

スケッチブックに書いたアイデアを見ながら、ウィッグをアレンジしていく

派手な色したウィッグは雅紀の手によってみるみると巻かれていく

無駄な動きが1つもない。さすがプロ。

真剣な顔で、少し口が半開きになりながらマネキンに向き合っている

カッコいい・・・・・・・・・・・・・・！！！！！

床に転がり、雅紀にバレないように静かに悶える

プライベートで雅紀のこんな姿を見られるの、「友達」の特権だな。

友達じゃあそれ以上の関係に発展出来ないけど、

いつか、友達の線を越えてあなたに近づきたい。