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最初は素朴な疑問から。
わたしと同じ名前のNCTでAとして慕われていたあの人が一体どんな人なのか気になった。
マークがわたしとよく似てるって言うし、すごく嫌な話だけどわたしがAさんの代替とか、Aさんがわたしの実験台だったとか、練習生から社員さんまで、色んな話を耳にするもんだからそりゃ気になるでしょ？
「あぁそんなに緊張しないで！おなじ女の子として教えておいた方がいい事が沢山あると思ってね」
『はい、』
「部屋は？ドヨンイヒョンのところ？」
『そうです。オッパが一番慣れてるからって』
「あはは確かにㅎㅎヘチャンとかじゃなくて本当に良かったよ」
『え？なんでですか』
「え？逆にヘチャンでもありなの？」
神妙な顔でこちらを見たAさんに頷くと、大きな瞳をさらに大きくして驚かれていた。
まず初めに、本人に会ってみて思ったのはみんなの言っていた通りそのまんまの人だった。
ドヨンオッパが言った綺麗な人も、マークの柔らかいってところも、ユタオッパが羨ましいって言ってたのも何となく分かる気がした。
この人は、人を惹きつける人だ。
わたしが知っていたNCTのAさんではなかったけど、綺麗なお姉さんって感じでわたしが言うのも違うんだろうけど一般人でいるのはなかなかに勿体ないんじゃないかと思う。
「へぇ、仲良しなんだね」
『同い年、なので』
「あー！そっかそっか、そこのラインの子かぁ。意外とやり手だなアイツ」
クルクルと椅子を回しながらふわっと笑うAさんと、誰かの笑顔が重なって不思議な気持ちになる。
「じゃあ大丈夫だね。やっぱり同い年ってすごい大切だからさ」
『大切、』
「うん。ヘチャンなら尚更大丈夫。あんなに気が使える子は他に居ないもんね」
わたしがこの場所に選ばれた理由がこの人にあるんじゃないかと勝手に勘違いして、色んな人に聞いて回って、代表にまで話をしに行ったりして、そんな自分がみっともなくてたまらなくなった。
わたしにこの人の代わりなんか務まるはずがない。
わたしなんかが代わりだと言われていること自体が失礼だ。
「わたしのことオンニって呼んでね！かわいい妹ができて嬉しい」
わたしが気を遣わないように、気さくに言ってくれたそんな発言まで。
ああ、どうしよう。わたし、間違えてる。
自分の向けた矢印の方向に、俯いてしまいたくなる気持ちを必死に抑えた。
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ナカム(プロフ) - あさん» ほんとですか！ジャニさん意外とキーパーソンなんです^^ (2022年6月19日 20時) (
レス) id: fffa1dcefe (このIDを非表示/違反報告)
ナカム(プロフ) - hanaさん» ドヨンさんのプロアイドルな感じ大好きなんです！笑 (2022年6月19日 20時) (レス) id: fffa1dcefe (このIDを非表示/違反報告)
あ(プロフ) - 読み進めるたびにジャニさんに惚れてしまう、、 (2022年6月18日 10時) (レス) @page19 id: d6ffc1910c (このIDを非表示/違反報告)
hana(プロフ) - わあああ。テオちゃんのお話感慨深い上にルムメのドヨンからの言葉はとても響く…テオちゃん頑張れ！ (2022年6月18日 3時) (レス) @page31 id: 0d997ffe25 (このIDを非表示/違反報告)
ナカム(プロフ) - ゆさん» 前作からありがとうございます！！ぜひ期待してください、、、笑 (2022年6月6日 23時) (レス) id: fffa1dcefe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナカム
| 作成日時：2022年5月5日 22時
