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JH
「ヤバい。めちゃくちゃかわいい、」
数分前、いや、ほんの数秒前までは俺の肩を叩きながら慌てふためいていた癖に。
扉の向こう、にこやかに立っていたテヨンイヒョンと状況が分かっていなかったのか俺たちを見て(主にAだけど)目を丸くしたテオ。
そして当の本人はというと、周りを置き去りにして違う意味で感動している。
「ねぇ！ジェヒョナ、この子の名前なんて言うの？」
JH「テオ。目の前にいるんだから本人に聞けよ」
「テオちゃん！名前まで麗しい〜」
TY「あは、その反応ユタみたいㅎㅎ」
まるで勝手を知っているかのように靴を脱いで「上がりなよ」なんてテオに声を掛けるテヨンイヒョンも、「かわいい！」以外の語彙を失ったAも、なんの説明もされないままあたふたしているテオも、この空間にはまともな人間がいない。
そうだった。こいつは変なところで肝が座りすぎてるやつだった。
JH「ヒョン、どうしてここに？」
TY「あぁ忘れてた！テオをAに紹介したくて！」
「なんで？」
TY「なんで？え？メンバーだから、？」
「むしろ遅くなっちゃって申し訳ないくらいなんだけど」と言葉を続けるテヨンイヒョン。
こうやって当たり前に「メンバーだから」と口にするこの人だからNCTのリーダーが務まるんだろうな、なんて勝手に心を暖かくしてると静かにしていた人が声を出した。
『あの！』
TY「お？」
『パクAです。ご挨拶が遅くなってしまい、すみません』
「あはは、わたしもAです。ごめんね、びっくりさせちゃったでしょ」
挨拶が遅くなった、のテヨンイヒョンの言葉を拾って律儀に頭を下げたテオにAもニコニコと微笑み返す。
『大丈夫です。お話は聞かされてました』
「え？誰から？」
『代表から、』
「わぁ凄いね。あのオジサンは相変わらず意地悪なことばっかりしてるんだねぇ」
え、知ってたんだ。
雑な言葉が転がり出そうになって、思わず口を塞いだ。
うちの会社はこの少女にどこまでプレッシャーをかけて、この子はどれほどの重圧を押し退けて俺たちの前で笑っていたんだろう。
「ヒョン、ちょっと二人で話してきていい？」
YT「うん。テオのこといじめないでよ？」
「やだなぁ、こんなに可愛い子いじめるわけないでしょ」
テオとAの背中が廊下の先に見えなくなると、ヒョンが小さく息を吐き出したのが聞こえた。
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ナカム(プロフ) - あさん» ほんとですか！ジャニさん意外とキーパーソンなんです^^ (2022年6月19日 20時) (
レス) id: fffa1dcefe (このIDを非表示/違反報告)
ナカム(プロフ) - hanaさん» ドヨンさんのプロアイドルな感じ大好きなんです！笑 (2022年6月19日 20時) (レス) id: fffa1dcefe (このIDを非表示/違反報告)
あ(プロフ) - 読み進めるたびにジャニさんに惚れてしまう、、 (2022年6月18日 10時) (レス) @page19 id: d6ffc1910c (このIDを非表示/違反報告)
hana(プロフ) - わあああ。テオちゃんのお話感慨深い上にルムメのドヨンからの言葉はとても響く…テオちゃん頑張れ！ (2022年6月18日 3時) (レス) @page31 id: 0d997ffe25 (このIDを非表示/違反報告)
ナカム(プロフ) - ゆさん» 前作からありがとうございます！！ぜひ期待してください、、、笑 (2022年6月6日 23時) (レス) id: fffa1dcefe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナカム
| 作成日時：2022年5月5日 22時
