足跡を辿って ページ24
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JW
いつかのコンサートで「自分には泣く資格がない」と言いながらも涙を零したのは、紛れもなく昔の俺。
ファンのみんなに認められても、参加していない分のNCT127の歴史が埋まることは無い。
それが無性に寂しかった。
いや、今も現在進行形で寂しい と思う瞬間があったりもする。
それって多分、ジャニヒョンとかドヨンイヒョンとかもそうだけど その境遇になった人しか感じ得ない感覚なんだと思う。
だからこの子の ''ソレ '' が俺にはよく理解ができる。
JW「大丈夫？」
『え？、わたし 変な顔してました？』
JW「ううん。テオはいつも通り綺麗だよ」
『ええ、ありがとうございます、？』
ヒョンたちの言う あの時のアレ に共感出来なかった時、
コンテンツの歴史に自分がいなかった時、
そして何よりも、NCT127として苦労をしたその瞬間に立ち会っていない自分。
その空白は誰かが思っているよりも俺たちにはずっと重い。
JW「分かんないよね、昔の話は」
『うん、まぁ.....はい』
苦笑いを浮かべる彼女の視線の先には、昔からの目標であった日本でのドームツアーが決定した事を知らされて感極まっているヒョンたちやヘチャンにマークの姿。
この子はまだデビューもしてないのに、上の人間たちはまだずっと先の未来の話ばかりをするのが俺は結構不服だったりする。
もちろん、大切なこの手元の資料にはNCT127のテオとして彼女の名前が記されている。
NCT127としてデビューして今年で7年目を迎えようとしているヒョンたちの舞台と、1年目の彼女にとっての舞台が同じなはずがないのだ。
『ジョンウオッパ、わたし ワクワクしてるよ』
JW「え？」
『だって東京ドームはみんなも初めての景色でしょ？』
JW「あぁうん。NCTとしてはそうだよ」
『だから嬉しい。わたしもその初めての瞬間に一緒にいられるってことだから』
テオはお手本のような 綺麗な笑顔 で笑う。
計算し尽くされたその笑顔はもちろん綺麗だと思うし、完璧だとも思える。
まあそれもあくまでアイドルとしての話だけど。
だって違うんだもん。
マークやヘチャンとふざけている時はそんな顔で笑わない。
テオの作られた笑顔を見る度に、あぁまた気を遣わせてしまったんだと情けない気持ちになる。
笑いたくない時に無理して笑わなくたっていいのに。
俺たちはまだ、仲間になりきれていないんだとまた今日も実感した。
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ナカム(プロフ) - あさん» ほんとですか！ジャニさん意外とキーパーソンなんです^^ (2022年6月19日 20時) (
レス) id: fffa1dcefe (このIDを非表示/違反報告)
ナカム(プロフ) - hanaさん» ドヨンさんのプロアイドルな感じ大好きなんです！笑 (2022年6月19日 20時) (レス) id: fffa1dcefe (このIDを非表示/違反報告)
あ(プロフ) - 読み進めるたびにジャニさんに惚れてしまう、、 (2022年6月18日 10時) (レス) @page19 id: d6ffc1910c (このIDを非表示/違反報告)
hana(プロフ) - わあああ。テオちゃんのお話感慨深い上にルムメのドヨンからの言葉はとても響く…テオちゃん頑張れ！ (2022年6月18日 3時) (レス) @page31 id: 0d997ffe25 (このIDを非表示/違反報告)
ナカム(プロフ) - ゆさん» 前作からありがとうございます！！ぜひ期待してください、、、笑 (2022年6月6日 23時) (レス) id: fffa1dcefe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナカム
| 作成日時：2022年5月5日 22時
