. ページ21
.
MK
いつになく静かな雰囲気が一瞬流れてすごくヒヤヒヤしたが、ジェミンを筆頭にテオがドリムとも交流が出来て凄く嬉しい。
ドリムの練習を終え、イリチルの練習室へと一緒に向かっているテオ本人もいつもに増して楽しそうなオーラが溢れだしている気がする。
MK「よかったね。やっぱり同世代だと話しやすいでしょ？」
『うん。ありがとうマーク』
MK「いや俺は別に」
『あはは、照れてるじゃん』
MK「照れてないよ」
『耳真っ赤なのに？照れてないんだ？』
MK「テオ！」
『ごめん〜そんな怒んないでよㅎㅎ』
合流した当初は言語の練習だと、話す時は韓国語で話すようにしていたがいつの間にか英語に切り替わっていることの多いオレたちの会話。
ヘチャンや、ドンヒョク、イリチルのマンネ.....主にヘチャンから何を話しているのか分からないからやめろとクレームが入る。
テオもテオでヘチャンには「ごめんごめん」と謝っているものの、「内緒話してるみたいで楽しい」と実は楽しんでいることがこの前分かった。
うちのグループ、英語話せる人結構いるから内緒話にはなってないんだけどね。
まぁそんなテオがかわいいし、オレも楽しいからそんなことは言わない。
『ドンヒョクは？』
MK「コンビニでも行ってるんじゃない？腹減ったって言ってたし」
『そっかそっか。食べ盛りだもんねぇ』
MK「なにそれㅎㅎテオも同い年じゃん」
『男の子は違うでしょ？わたしあんなに食べられないもん』
MK「深夜にラーメン食べたいって言ってくるのに？」
『それは写真で我慢してるじゃん』
女の子の練習生では普通なのだというテオの食事量はオレたちにはおやつにも満たないほど少ない。
これでお腹いっぱいになれるのだと言う割には、深夜になるとラーメンが食べたいだの、ドーナツが食べたいだの、テロのように画像を送り付けてくる。
オレの方がお腹が空いて仕方なくなるので本当にやめて欲しい。
MK「こんなに練習してるのによく体力もつよ」
『マークよりはしてないよ』
MK「そんな事ないでしょ。ヒョン達も言ってたよ」
『なんて？』
MK「テオはオーバーワークだって」
『マーク』
MK「ん？」
『ひとたび戦いを決意したならば、その決意を持続しなければならない だよ』
MK「え？」
『無理なの。もう決意しちゃったから』
誰の格言なのか、ビシッと言い放った彼女はやっぱりどこか変わっていると思った。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1214人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ナカム(プロフ) - あさん» ほんとですか！ジャニさん意外とキーパーソンなんです^^ (2022年6月19日 20時) (
レス) id: fffa1dcefe (このIDを非表示/違反報告)
ナカム(プロフ) - hanaさん» ドヨンさんのプロアイドルな感じ大好きなんです！笑 (2022年6月19日 20時) (レス) id: fffa1dcefe (このIDを非表示/違反報告)
あ(プロフ) - 読み進めるたびにジャニさんに惚れてしまう、、 (2022年6月18日 10時) (レス) @page19 id: d6ffc1910c (このIDを非表示/違反報告)
hana(プロフ) - わあああ。テオちゃんのお話感慨深い上にルムメのドヨンからの言葉はとても響く…テオちゃん頑張れ！ (2022年6月18日 3時) (レス) @page31 id: 0d997ffe25 (このIDを非表示/違反報告)
ナカム(プロフ) - ゆさん» 前作からありがとうございます！！ぜひ期待してください、、、笑 (2022年6月6日 23時) (レス) id: fffa1dcefe (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ナカム
| 作成日時：2022年5月5日 22時
