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NCT強化週間が終わると、聞いたことの無い曲が渡された。
まだ未公開の曲だから、と教えて貰った振り付け。
もしかしたら、デビュー曲なのかもしれない。
そんな淡い期待を胸に振り付けをマスターした頃 カイ先輩と代表が一緒に練習室のドアを開けた。
'' 君はNCTでデビューをしてもらう ''
なるべく簡単な言葉を選んで伝えてくれた代表の言葉の意味は韓国語が完璧ではないわたしにもよく伝わった。
『大丈夫ですか？』
KA「え？」
『NCT先輩たちは、わたしが入っても大丈夫ですか』
わたしが練習生になる前から既存していたNCTというグループ。
開放と拡張がコンセプトとされたこの業界ではもの珍しいグループだというのは知ってたけど、
KA「Aは」
『え？』
KA「Aは大丈夫？嫌なら嫌って言ってもいいんだよ」
先輩の言葉にハッとした。
そうなんだ。
わたし ボーイズグループでデビューするんだ。
そんな前例どこにも無いから話題になることは間違いない。
それに批判と評価が伴うことも。
KA「Aの魅力は絶対に伝わる。それは俺が保証するけど.....やっぱり痛みを感じるのはどうしてもそうだから」
その「痛み」が何を意味するのか、わたしでもよく分かる。
親身になってくれる先輩と傍らで冷たい目をした代表。
言葉を交わさずとも、今のわたしに拒否権などないこともよく分かった。
『大丈夫です。そのために先輩がレッスンしてくれたんでしょう？』
KA「あは、さすが俺の弟子だ」
嬉しそうに笑ったカイ先輩の手が頭に乗せられたのをよく覚えている。
そこからはトントン拍子。
様々な書類にサインをして、今までの宿舎を引っ越すように言われ、練習生としての生活があっという間に終わった。
練習生の友だちなんて一人もいなかったし、名残惜しい気持ちも寂しさもどこにも無いけど、やっぱり不安な気持ちは拭えなかった。
ファンにも、ましてやメンバーにも受け入れて貰えないかもしれない。
わたしがアイドルになることなんて誰にも望まれていないかもしれない。
KA「A」
『はい』
KA「いつかステージで一緒に踊ろうな」
だけどやっぱり、アイドルになりたいと思えるのはこの人と出会ってしまったからなんだろう。
『カイオッパ、絶対約束ですよ？』
KA「あー！！え！？今オッパって言った、！？！」
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ナカム(プロフ) - あさん» ほんとですか！ジャニさん意外とキーパーソンなんです^^ (2022年6月19日 20時) (
レス) id: fffa1dcefe (このIDを非表示/違反報告)
ナカム(プロフ) - hanaさん» ドヨンさんのプロアイドルな感じ大好きなんです！笑 (2022年6月19日 20時) (レス) id: fffa1dcefe (このIDを非表示/違反報告)
あ(プロフ) - 読み進めるたびにジャニさんに惚れてしまう、、 (2022年6月18日 10時) (レス) @page19 id: d6ffc1910c (このIDを非表示/違反報告)
hana(プロフ) - わあああ。テオちゃんのお話感慨深い上にルムメのドヨンからの言葉はとても響く…テオちゃん頑張れ！ (2022年6月18日 3時) (レス) @page31 id: 0d997ffe25 (このIDを非表示/違反報告)
ナカム(プロフ) - ゆさん» 前作からありがとうございます！！ぜひ期待してください、、、笑 (2022年6月6日 23時) (レス) id: fffa1dcefe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナカム
| 作成日時：2022年5月5日 22時
