ルームメイトの特権 ページ29
.
DY
まあそれはそれは色々な意見がありながらも、テオと相部屋を始めて2週間ほどが経過した。
最初こそ何から何までどうすればいいのか分からなかったけど、3日で慣れる というジェヒョンの謎の格言の元、3日とは言わずとも5日くらいで暮らしに不便は無くなった。
まぁこれは俺サイドの話だけど。
もしかしたらテオはまだ気まずいのかもしれない。
なんて思うこともあるんだけど、今横のベットで大の字に寝転んで天井を見つめる彼女を見る限り大方あちらも慣れてくれたようだ。
DY「なにしてんの？」
『休憩です』
DY「、へぇ.....1時間もずっとねぇ、」
『ちょっと、聞いといて引かないでくださいよ』
頭の向きを変えて俺を捉えた彼女が柔らかい笑みを口元に浮かべた。
彼女が画角に入ってくれば、脱ぎ捨てられた靴下までもがまるで雑誌の1ページを飾る写真のように見えるので恐ろしい子だとつくづく思う。
DY「なんかあった？」
『なんでそう思うの？』
DY「こんな時間に帰ってくるなんて珍しいから」
『あ、また人のこと不良みたいに言ってる』
DY「そこまでは言ってないだろ！言ってないけど、事実なんだから、」
正式な発表も、不正に情報も漏れてない今だからこそなのだと、あちこちをふらついている彼女は俺たちからしたら十分不良娘だ。
まぁその場所というのは練習室とか、リハーサル見学とか、練習室とか練習室とか練習室なんだけど。
珍しく俺より先に帰ってきてると思ったら、約1時間ほど寝転んで動かなくなったのでタフな彼女でも疲れることがあるのかと当たり前のことに目を疑った。
『疲れちゃって』
DY「疲れるって単語がテオの辞書にもあったのか」
『や〜わたしをなんだと思ってるんです？』
DY「練習妖怪」
『せめて妖精にしてください』
DY「それ自分で言う？」
プインプイン♡、なんて頼んでもない愛嬌を送ってくるテオからは心配していたよりも深刻さが伺えなくて安心した。
顔の系統で言うとテヨンイヒョンとかジェミンとかそっち系で、性格はうちで言えばジェヒョンみたいな子。
変にバラエティに貪欲な所とか、何を考えてるのか見て取れない感じとか。
付かず離れず、自分にも他人にも執着心をあまり見せない彼女だからみんなが構いたくなるのだ。
あぁ、その点で言ったらジェヒョンの執着心はなかなかなので違うかもしれない。
『ねぇオッパ』
DY「お？」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1214人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ナカム(プロフ) - あさん» ほんとですか！ジャニさん意外とキーパーソンなんです^^ (2022年6月19日 20時) (
レス) id: fffa1dcefe (このIDを非表示/違反報告)
ナカム(プロフ) - hanaさん» ドヨンさんのプロアイドルな感じ大好きなんです！笑 (2022年6月19日 20時) (レス) id: fffa1dcefe (このIDを非表示/違反報告)
あ(プロフ) - 読み進めるたびにジャニさんに惚れてしまう、、 (2022年6月18日 10時) (レス) @page19 id: d6ffc1910c (このIDを非表示/違反報告)
hana(プロフ) - わあああ。テオちゃんのお話感慨深い上にルムメのドヨンからの言葉はとても響く…テオちゃん頑張れ！ (2022年6月18日 3時) (レス) @page31 id: 0d997ffe25 (このIDを非表示/違反報告)
ナカム(プロフ) - ゆさん» 前作からありがとうございます！！ぜひ期待してください、、、笑 (2022年6月6日 23時) (レス) id: fffa1dcefe (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ナカム
| 作成日時：2022年5月5日 22時
