친구 ページ8
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MK
あのグループトークも長くは続かないんだろうな。
Aヒョンのことだからそうなるんだろうな、と思っていたことはまさに現実でもそうなった。
DY「この子は一体どこでなにをしてるの....？」
ドヨンイヒョンが真剣な顔で首を傾げるのも仕方ない。
だって俺たちのグループメッセージに送られてくる写真やメッセージがあまりにも端的だから。
ユウタって名前の人はみんなチャラい
とか、
思い切って髪を染めてみた
とか、
もちろんメッセージを送ってくれること自体は嬉しいんだけど、その内容が全くオレたちには伝わってこないのだ。
髪を染めたというわりにはその写真は送ってこないし、バンクーバーにユウタという名前の人がちらほらいるはずもない。
皆まで言わないのがAヒョンらしいが、せめて月に一度くらいは安否確認のセルカを送ってほしい。
当初は1日3ラリーほどだったものが、ここ最近のメッセージの頻度は1週間に1度に減ってしまった。
DY「まだバンクーバーにいるのかな？」
JH「いや、なんかあっちでできた友達と旅行中らしいよ」
DY「..ともだち？、そんなの聞いてないけど」
JH「Aが言ってなかったらそうなんだろうね」
へぇ、Aヒョンに友だちができたのか。
すごいなあの人。違う国で言語、というか通じ合える手段が限られている中でそれでも人とのつながりを生み出せるんだ。
さすが、としか言いようがない。
JH「それでね、その子がマークに似てるんだって」
DY「何でそんなに知ってるんだよ」
JH「Aが話してくれるから、？」
DY「な！うわ！こいつ、！マウント取ったな！？？」
MK「あ、え？オレ？」
JH「あはは、反応おっそㅎㅎ」
目を見開くドヨンイヒョンをほっておいて、まったりと会話を続けるジェヒョニヒョン。
Aヒョンが旅に出た日の、ドンヒョク経緯で知った"かわいい"セルカからオレは知っていたけど、やっぱりジェヒョニヒョンだけに送っている写真やメッセージが多数あるみたい。
ドヨンイヒョンは今それを知ったみたいだ。
MK「え..オレに似てるって、その人も男の人、？」
JH「うん。女の子でお前に似てるのはそうそういないだろうね」
MK「あぁ、や、そう。当たり前だよね」
DY「誰と？！誰とどこに行ってんだよ！！」
雑に公開されていく情報量を処理できなくてドヨンイヒョンがエラーを起こしていて面白かった。
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作者名：ナカム
| 作成日時：2024年1月28日 20時
