君のための単語。3 (ページ17)

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RJ

ホームビデオのようなソレを見て、いつかAヒョンがウィンウィニヒョンのことを清々しく"親友だから"と言い切っていたことを思い出した。

恥ずかしいとかそういうの全部すっ飛ばして当たり前のことみたいにあの人は言うから、聞いてるこっちがくすぐったい気持ちになったんだっけ。

類は友を呼ぶ、とはよく言ったもんで同い年のジェヒョニヒョンもそういうタイプの人だったんだなって腑に落ちた。

3人の中でウィンウィニヒョンはもうちょっとシャイなタイプだとオレは思ってる。

多分、あの2人がたまたま珍しく同じ愛情表現のタイプってだけ。

俺たちの年代の間柄でもちょっと起こらないようなシュチュエーションだし、空気感と雰囲気。

羨ましいかと言われれば、自分自身の性格上そんなこともない。

でもどこかで、こういう時間がどれだけ貴重なものなのか理解していて自分にもあったらいいなと思う部分は少なからず存在する。

JS「わぁ....ジェヒョニヒョンすごいや..」

忙しなく歩き回りながら、感嘆の声を溢したチソン。

彼はどちらかと言わなくてもシャイな子なので、今の"すごい"には俺には真似できないけど、までが含まれていると思われる。

RJ「これ撮ってるのヒョンの卒業前だよね？」

JS「うん。だってほら、卒業おめでとうってジェヒョニヒョンが言ってるし、Aヒョン卒業のちょっと前に宿舎出ちゃってたよね？」

RJ「あーそっか、じゃあ結構前のやつってこと」

JS「何で今のタイミングなのかな」

RJ「それは、！.....俺たちに分かるわけないだろ」

JS「ヤ〜ヒョン...今のは分かってた流れだったよ」

事務所に確認を取って、の段取りを踏んでいたとしても撮影日から約3年後って。

ちょうど卒業のタイミングでAヒョンとの写真使ってメッセージ付きで、投稿みんなしてたじゃん。

俺もそうしたうちのひとりだし、チソンアもやってた。

あ、でも、そういえばあの時ジェヒョニヒョンは何もしてなくてAヒョンのことについて言及していなかった

ような？

こんな特大の動画を3年間も、ねぇ。

部外者のオレがこうやって言うのは違うかもしれないけど、

俺たちと同じようにAヒョンにも音楽が届く時期にこの動画をあげた方が良かったんじゃないかと思ってしまう。

だって今のAヒョンが見ても、この音楽が真っ直ぐ届かないのは

あまりにも残酷すぎるんじゃないの？

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