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JW
ほんの少し目を見開いて驚きの表情を一瞬作ったジェヒョニヒョンは、表情を戻した後に「別に謝ることじゃないだろ」ってケータイに視線を向けた。
JH「ジョンウは、どう思った...？」
JW「うーん...ちょっとだけね、ほんの少しだけショックだった、かな」
隠されていた事実に対して、っていうよりも勝手に相手のことを知った気になって裏切られた気持ちになってた自分に対しての嫌悪感の方が大きかったんだけどね。
Aヒョンは俺たちに性別を隠していたかもしれないけど、俺が接してきたAヒョンという人間に嘘があったわけじゃない。
人柄や言葉の全てが何もかも違ったわけじゃないから。
むしろあの人は俺たちに対して誠実すぎるくらい誠実だった。
JW「でも、俺の大好きなAヒョンはAヒョンのままだから別に関係ないよ」
JH「...そっか」
JW「それに、俺は勝手に聞いちゃっただけだもん。
ヒョンがお兄さんとして接して欲しいと思ってるならそうしたい」
もし本人の口から話を聞くようなことがあれば、呼び方はヒョンがヌナに変わるかもしれない。
正直それ以外は何も変わらないと思う。
JH「ジョンウ」
JW「ん？」
JH「お前...めちゃくちゃいい奴だな」
JW「あはは、何言ってんの。今さら〜？」
ガシッと抱かれた肩をブンブンと揺らしながらヒョンはニコニコしている。
Aヒョンが受け入れられてたってことが嬉しいんだろうな。
ていうか、Aヒョンと過ごした時間がある俺たちなら、驚き方はそれぞれだとして拒絶するような人間はNCTにはいないと思うけどね？
まぁそれは、複雑な問題だよね。
JW「話戻すけど。それで、ユウタはちゃんと知ってるの？」
JH「いや、？知らないと思う。ほら、男友達の距離感じゃない？」
何故かあのグループには一切送られて来ていない秘蔵写真を大量放出しながら、写真に映る2人を見せてくれる。
ふーん、ジェヒョニヒョンにはちゃんと楽しそうなの送ってんだねー。
肩を組んだり、おんぶしたり、ほっぺがくっ付くくらい顔を寄せていたり、、
えー...？本当に？
JW「え...この人、日本人だよねぇ？」
JH「うん。ユウタって名前だし日本人でしょ」
JW「日本の子は友だちとこんな距離感じゃないよね？！」
ジェヒョニヒョン、流石にのんびりしすぎなんじゃないの？？！！
どう見たって俺からしたらカップルのそれにしか見えないんだけど。
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作者名：ナカム
| 作成日時：2024年1月28日 20時
