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JH
Aのために作られたグループトークだけど、発言するのは俺たちの方が多い。
三日坊主....いや一ヶ月は続いたかな？
JW「Aヒョンがそういうタイプじゃないって知ってたけどねぇ〜」
JH「まぁね」
そんなことをぼやきながらも、新たなメッセージを送り付ける準備をしているジョンウ。
俺もこいつがそう簡単に諦めるようなタイプじゃないってことを知ってる。
Aみて!ジェノがいる
でも実は、個人的なトークルームに届くメッセージはニヶ月を超えた今でも途切れていなくて。
みんなには言ってないけど(ヘチャンは知ってる)。
送られてくる写真は大半は景色や動物。
ごく稀にセルカもあったり、現地の人や、友だち。
そう。友だち。
彼がメインで写っている写真が送られてきたことはないが、ツーショットや写真の端に見え隠れする背中や、靴とか手。
気にしてるわけじゃないけど、気になりはする。
JW「いやいや、そこはジェノじゃなくてジョンウでしょ〜」
JH「...ん？」
JW「ヒョン！ジェノじゃなくてジョンウに見えるけどって送っといて」
JH「えー..？あー...うん」
横からぐっと画面を覗いてきて、犬の写真と共にきたメッセージに丁寧な訂正の一言を添えたジョンウ。
意外とこういう時に、ジェヒョニヒョンだけずるい！とかそういう類のことは言わないんだな。
ヘチャンは言ってきたけど。
JW「ねぇねぇ、そのユタヒョンじゃないユウタって人はさー」
JH「うん」
JW「Aヒョンのことよく知ってんの？」
JH「元アイドルとかそういうこと？」
JW「や、違くて。うんそれもそうなんだけど」
あーとかうーとかその他にもボソボソなんか言ってるけどよく分からない。
JW「だから、その...ユウタはAヒョンのこと、どっちだと思ってんの？」
JH「、は？」
どっち、？
二つの単語を比べる時に使う言葉だが、この話題においての
" どっち "は何と何を指しているのか。
俺もバカじゃないから、その二つがなんなのか目の前の弟がはっきりとした言葉を選ばずとも分かってる。
でもそれを、ジョンウが知ってるはずがないからびっくりしてるんだ。
JH「お前、なんで」
JW「ごめんヒョン。ジェヒョニヒョンと同じタイミングで、実は俺も知っちゃったんだよね」
盗み聞きってするもんじゃないよねって続けたジョンウが、ごめんなさいってまた謝った。
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作者名：ナカム
| 作成日時：2024年1月28日 20時
