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HC
練習終わり、いつも通り高速で荷物をまとめていると後ろポケットに突っ込んでいたケータイが震えてるのを感じた。
ドリムのメンバーはここに居るからイリチルのヒョンたちの誰かかな？
そう思って画面を見たからか、このバイブレーションの差出人があまりにも予想外の人物で独り言のレベルを超えた声が出た。
HC「、えっ」
RJ「なに、サセン？」
HC「あ、や、違う。絶対違う！！！！」
RJ「じゃあ早く出ろ」
乱暴な口調のロンジュンも治安が悪くて可愛らしい。
違う。それも違う！
荷物をひったくって練習室の外に出ると同時に指を動かす。
こんな時間にこの子が俺に電話をして来るなんて非常にめずらしいことなのだ。
HC「もしもし？どした？」
『...ん〜？、あれぇ？ドンヒョクの声だ』
HC「え、酔っ払ってるじゃん」
そっちがかけて来たのに、なんでなんでっていつもより幼い口調で話す彼女。
ざわざわと後ろの音もそれなりに騒がしいので居酒屋とかバーにいるんだろう。
「ちょっとちゃんと喋りなさいよ」って多分Aの友だちの声も聞こえてくる。
HC「ジェミンと間違えた？まだ練習室いると思うけどあいつに変わる？」
『ん、なんでぇ？...変わんなくていい。ドンヒョクがいいんだけど..？』
HC「まじでお前さぁ....やばすぎ。なに、どこで飲んでんの？1人で帰れる？」
『..んふ、今のいいねぇ』
HC「はぁ？」
『...帰れないって言っても迎えに来てくれないくせに』
ツンと唇を尖らせる君の表情が想像できた自分に若干身震いをする。
この子はほんとうにずるい子だ。
今の話し方には何か含みがあるね。
そうやって君は俺に言わせようとしてるの？
HC「、ジェミナにかわるよ」
『だめ。......ちゃんとジェミンが迎えにくるから、まだ少し話してて？』
HC「あー..もう、調子狂うなぁ」
君の、俺に対する話し方が好きだ。
ちょっとだけ幼くも思える笑い方も、その顔も、仕草も。
『、ドンヒョガ』
HC「....なに」
『ねぇ、今日は月が 綺麗だよ』
HC「月？」
シラフでも酔っ払ってても、会話がイマイチ繋がらないのはいつものこと。
月なんて見える場所にいないで店の中で待ってればいいのに。
HC「いいから中で待ってろよ」
『んふふ...違うよドンヒョク〜
こういう時は、"しんでもいいわ"って言わないと』
HC「....はぁ？」
やっぱり君の言うことは、よく分からない。
.
終わり
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ナカム(プロフ) - るるさん» るるさん、コメントありがとうございます！素敵なお話しだなんて言って頂けて幸いです、、、！！今後もお付き合いいただけると嬉しいです！ (7月1日 22時) (
レス) id: a627fc4932 (このIDを非表示/違反報告)
るる - ナカムさんのお話でジェミンさんになってしまいそうです、、、！素敵なお話ありがとうございます！更新楽しみにしております！ (7月1日 0時) (レス) id: 432eea0e62 (このIDを非表示/違反報告)
ナカム(プロフ) - SULLI*さん» SULLl*さん、ありがとうございます！イメージそのままって言っていただけて嬉しいです^o^個人的にやっぱりヘチのライバルはマークさんなので、、、今後の展開に乞うご期待です！不定期更新ですが気長にお付き合いいただけると嬉しいです！ (6月30日 20時) (レス) id: a627fc4932 (このIDを非表示/違反報告)
SULLI*(プロフ) - このお話胸ギュンすぎて更新を楽しみに生きてます！ヘチが強いなぁと思いながら、鈍感マークの顛末も気になります…！そしてひょっこり登場のジェノや小学生感ジェヒョンもイメージそのままで最高です！！更新楽しみにしております〜〜！ (6月29日 12時) (レス) id: 2ff883087a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナカム
| 作成日時：2023年3月1日 23時
