検索窓
今日:6 hit、昨日:11 hit、合計:10,423 hit

紅桜篇 ページ1

「ちょいと失礼。桂小太郎殿とお見受けする」



美しき月が昇る夜に、影が二つ。



桂「人違いだ」



「心配いらんよ。俺は幕府の犬でもなんでもない」



男はそう言うが桂は警戒を緩めない。背中越しではあるがただならぬ気配を感じ、刀に手をかける。



桂「犬は犬でも血に飢えた狂犬といったところか。
近頃巷で辻斬りが横行しているとは聞いていたが、噛み付く相手は選んだ方がいい」



「あいにく俺の相棒もアンタのような強者の血を欲していてね…ひとつやり合ってくれんかね?」



男はそう言いながら刀を抜いた。
抜かれた刀は月の光を帯び、紅色に妖しく、美しく輝いていた。



桂「!…貴様その刀」



桂がその刀を瞳に移した時、たったその一瞬で男は桂の後ろについていた。



「アララ…こんなもんかィ」



鮮血が舞い、人が倒れ込む音を聞きながら男はニヤリと笑みを浮かべていた。

第八十九訓→



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (51 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
459人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 原作沿い , 逆ハー
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

春菊(プロフ) - 雪乃さん» 雪乃さん、コメントありがとうございます!最近忙しくて中々更新出来なくてすみません!ちょこちょこ書き進めたり、手直ししているのでお待ちください〜! (1月15日 11時) (レス) id: c0cf6981ed (このIDを非表示/違反報告)
雪乃(プロフ) - 続き待ってます (1月15日 0時) (レス) @page4 id: 3057047a96 (このIDを非表示/違反報告)
春菊(プロフ) - 蘆花さん» 蘆花さんコメントありがとうございます!面白いと言ってもらえて嬉しいです。頑張ります! (9月19日 19時) (レス) id: c0cf6981ed (このIDを非表示/違反報告)
蘆花(プロフ) - 最近読み出したんですが最高に面白いですね!無理せず更新頑張ってください! (9月19日 18時) (レス) id: bf60b993eb (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:春菊 | 作成日時:2023年9月18日 9時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。