第五十一訓 ページ3
銀時「おいおい、何処だよ此処」
路地が入り組み整備の行き届いてない道を歩く。
銀時はブツブツと文句を垂れながら後ろをついて来る。
銀時「悪の組織のアジトじゃねェのか？」
『アジトならまだ良かったよ』
そしてさらに奥へ、奥へと足を進める。
『ここでは表の一般市民は見ることが出来ない、
路地の奥深くまで足を進めると開けた場所に出る。
そこには大勢の観客が声を上げていた。
銀時「こいつァ………地下闘技場？」
沖田「煉獄関……」
闘技場では屈強な男が向かい合っている。
沖田「ここで行われているのは」
そしてお互いが武器を構え、斬りかかった。
沖田「正真正銘の…殺し合いでさァ」
勝負は一瞬、片方が血を流し倒れた。勝者にはここにいる観客の声援が送られる。
新八「こんなことが…」
銀時「賭け試合か」
『大正解。ここは地下闘技場、煉獄関』
行き場を無くした者達が命を賭けて斬り合、裏では幕府の黒い影が渦巻いている場所。
新八「明らかに違法じゃないですか。沖田さん、Aさん…アンタらそれでも役人ですか？」
『役人だから此処には手が出せない。
ここで動く金は莫大なんだ。まぁ、残念な事に人間の欲っていうのは権力に比例するもんなんだよ』
銀時「
沖田「下手に動けば
銀時「……言っとくがな、俺ァてめーらのために働くなんざ御免だぜ」
沖田「おかしーな、アンタと俺は同種だと思ってやしたぜ。こういうもんは虫唾が走るほど嫌いなタチだと…」
それから総悟君は銀時に「鬼道丸を探れば…」と、けしかけた。
沖田「心配いりませんよ。これァ俺の個人的な頼みで真撰組は関わっちゃいねー。ここの所在は俺とAさんしか知らねーんでさァ。
だからどーかこの事は近藤さんや、土方さんには内密に…」
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春菊(プロフ) - きゃりーさん» きゃりーさん、コメントありがとうございます。なるべく早く更新できるように頑張ります (2023年1月3日 22時) (
レス) id: c0cf6981ed (このIDを非表示/違反報告)
きゃりー(プロフ) - いつも楽しく小説を読ませていただいています。主様のペースで頑張ってください！更新楽しみに待っています。 (2023年1月3日 22時) (レス) @page34 id: 6e7a74487c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：春菊 | 作成日時：2022年10月29日 22時
