第六十五訓 ページ17
とりあえず喧嘩してる場合じゃないので僕達はえいりあんに斬りかかる。
銀時と星海坊主は雄叫びをあげながら斬りかかった。
ただひたすらに辺りが見渡せる程まで斬り続けた。
あたりが少しづつ見渡せるようになってきた。しかし銀時はその戦闘で左腕に怪我を負った。
それを見兼ね星海坊主は僕達に「帰れ」と言った。
星海坊主「悪いこたァ言わねー、帰れ。死ぬぞ。嬢ちゃん…お前もだ」
銀時「帰りてーけどどっから帰りゃいいんだ？非常口も見当たらねーぞ」
『僕は助けるのが仕事だからね、帰りたくても帰れないよ』
銀時の態度を訝しく思ったのか星海坊主は言った。
星海坊主「…てめーのハラが読めねー。神楽を突き放しておきながら何でここにいる。何でここまでやる？」
銀時「俺が聞きてーくらいだよ。なんでこんな所に来ちまったかな俺ァ」
星海坊主「お前…」
銀時「安心しなァ。あんなうるせーガキ連れ戻そうなんてハラはねー。もちろん死ぬつもりもねェ。
だが…あいつを死なせるつもりもねーよ」
そう言った銀時に星海坊主は笑った。
星海坊主「面白ェ。面白ェよお前。神楽が気に入るのもわかった気がする。
だが腕一本で何ができるよ」
銀時「アンタも一本だろ」
そこで再び武器を構えた。
『目的は同じなんだから仲良くしたら？君達腕一本ずつ、僕が両足になった方が状況は変わると思うけど』
銀時「ハッ。胸糞悪いが、神楽助けるまでは協力してやるよ！ありがたく思え、お父さん！」
星海坊主「そうかい、そいつはありがとよ！！」
星海坊主が船底を番傘で撃つと赤い物体が落ちてきた。
気持ち悪っ…何これ。
星海坊主「核だ。寄生型えいりあんの中枢。
こんなデケェのは初めて見たが、ターミナルのエネルギーを過度に摂取し、巨大化し船底を破っちまったみたいだ。
あれを潰せばコイツを止められ…」
止められる、と言いかけた星海坊主は何かに気づいたみたいだ。
星海坊主「神楽ァァ！！」
核には取り込まれそうになっている神楽ちゃんがいた。
飛び降りて助けに行こうとしたが、神楽ちゃんはそのまま核に飲み込まれてしまった。
『神楽ちゃん！！』
銀時「おい飲まれちまったぜ！」
星海坊主「ヤ、ヤバい。
このままじゃコイツを仕留める事はできねぇ。
こいつを殺れば神楽も死ぬ！」
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春菊(プロフ) - きゃりーさん» きゃりーさん、コメントありがとうございます。なるべく早く更新できるように頑張ります (2023年1月3日 22時) (
レス) id: c0cf6981ed (このIDを非表示/違反報告)
きゃりー(プロフ) - いつも楽しく小説を読ませていただいています。主様のペースで頑張ってください！更新楽しみに待っています。 (2023年1月3日 22時) (レス) @page34 id: 6e7a74487c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：春菊 | 作成日時：2022年10月29日 22時
