やまちねでガチャガチャ屋（短編集） (ページ26)

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#… ページ26

山田side

ar「ニヤニヤして気持ち悪いぞ笑」

ym「だってだってだって！侑李と付き合えたんだもん！」

ar「侑李？あぁ、知念か。何がいいんだか。」

ym「は？侑李の顔も見たことねぇくせにそんな事言ってんじゃねぇよ！あ、それとも、自分がブスだからって僻んでんのかぁ笑」

ar「僻んでねぇよ！俺だって一応モテるんだからな！」

いやぁ～、あの子はほんとに可愛かったぁ

まぁ、俺のこと知らなかったって言うのはビックリだったけど…

男で俺に興味持つやつも結構いんのに

それが逆に俺を燃えさせる

心の底から好きと言わせてみせるんだ

ar「おーい、ちょっと俺の話聞いてますか？」

ym「あ、ごめん完全に聞いてなかったわ」

ar「俺もその子のこと見てみたいって話！」

ym「は？そんなのダメに決まってんだろ。見たらぜってぇ惚れるから。」

ar「そんな可愛いのか！大丈夫、ぜってぇ惚れない。惚れたら俺、明日、丸刈りにしてくる」

ym「…マジか笑……ならいいよ。俺、放課後侑李を迎えに行かないと行けないからその時に！」

ar「もうそんなにラブラブなんだな。」

ym「いや、俺が勝手に決めてるだけ」

ar「なんか、片思いみてぇ」

ym「ち、違うし！…たぶん。」

ar「なんだよそれ。」

そして放課後

俺と大ちゃんは知念のいる教室に向かった

ym「侑李いる～？」

教室を覗くといちいちざわつく
…うるさいなぁ

教室を見渡すと俺に見つからないように必死に隠れてる侑李が…

ym「侑李みーっけ！隠れられてないぞ～笑。可愛いけど♡」

そう言うと、女子から歓声が巻き起こった

いやいや、お前らに言ったんじゃねぇよ

cn「なんで来たの？」

俺を睨みつけてきた

上目遣いで可愛いんですけど

ar「ねぇ、顔よく見せてよ。」

cn「やだ。」

即答…笑

ym「まぁ、こいつは放っておいてさ、一緒に帰ろ？」

cn「無理。っていうか、僕、実行委員会の仕事残ってやらないとダメだから。」

ym「じゃあ、一緒に帰れるまで待ってる。」

cn「いや、悪いしいいよ。それに、山田くんが居られると色々と大変なんだよね。」

周りを見渡しながら言った。

そっか、おじゃま虫たちを追い出さないとね