優里の～☆イナイレ短編集☆～４ (ページ5)

今日:6 hit、昨日:0 hit、合計:1,777 hit

о秘密【木暮】ページ5

木暮:｢あっ！いいもんみ～っけ！！｣

練習中に､いきなり声をあげる木暮くん｡

また､イタズラか？

そう思って声のする方を見ると､何やらノートを振り回している｡

木暮:｢誰のだ？｣

音無:｢あっ！木暮くん！それ､私のメモ帳よ！返しなさいっ！！｣

木暮:｢へ？ …ウッシッシ､や～だねっ！！｣

春奈ちゃんのメモ帳を持って逃げ回る木暮くん｡

春奈ちゃんに気があるのかな？

なんて思いながらのんきに見ていると

貴女:｢ん…？｣

だんだんこっちに近付いてくる｡

音無:｢先輩！止めて下さい！！｣

私は言われた通り､木暮くんを止める｡

いや､止める前に……

止まった？

木暮:｢ほらよっ！｣

貴女:｢え…？｣

木暮くんは私に春奈ちゃんのメモ帳を押し付けて､グラウンドに戻っていく｡

貴女:｢何なの……？｣

音無:｢先輩！止めてくれて､ありがとうございます！助かりました！！｣

貴女:｢え？あ､うん｡｣

私は春奈ちゃんにメモ帳を渡す｡

と､その時､メモ帳から小さな紙切れが落ちた｡

貴女:｢あ…ん？｣

そこには『A！好きだ！！』と書いてあった｡

私は木暮くんに顔を向ける｡

木暮:｢ふ､フンッ！//// 自惚れんなよっ！////｣

貴女:｢……ふふっ､木暮くんもね！｣

秘密の手紙で盛り上がる私達であった｡

---ＥＮＤ---
木の実リク☆