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A
「うおっ！ レ、レオナ先輩こんばんは。
購買から帰っている途中です」
びっくりした〜〜〜！ 暗闇からイケメンびっくりした〜〜〜！ 不意打ちやめてぇー！ 夜のレオナ先輩ってめっっずらし！ てか、目光ってね？ ネコ科だからかな!? 暗闇の中で光るお目目、めっちゃカッコよ！ え、普通に＿＿etc
まさか夜に会うとは思わなかった。
この時間帯なら寮で寝ていると想像していた。
だからこそ驚いた。
レオナ
「ん？ クンクン…」
先輩は私に近づいて、匂いを嗅いできた。
いきなりの出来事に驚き、1歩後ろへと足を引く。
ギャャャ！ 推しに匂い嗅がれてる！
大丈夫だよね？ 臭くないよね？ 大丈夫だよね？
A
「ま、まま毎日お風呂入ってます！」
レオナ
「美味そうなもの持ってんじゃねーか。寄越せよ」
まさかの、かつあげ!?
A
「こ、これはダメです！ 必ず肉とか奢るので許してください！」
ん？ なんで私は許しを乞うてるんだ？
私、何も悪い事してなくね？
レオナ
「友達になりたくなかった奴にあげてどうするんだ？」
私はその言葉を聞いて、スっと気持ちが落ちる。
A
「聞いてたんですね…」
少し警戒するように言葉を放った。
レオナ
「勘違いすんな。俺達は耳が良いからな。聞きたくなくても聞こえるんだよ」
A
「あ！ 返してください！」
気づけば、紙袋を取り上げられていた。
何度かジャンプをして取ろうとするが、背が足りなくて届かない。
レオナ
「そんな奴に媚を売って何がしたいんだよ。得があるなら分かるが…別に無ぇよな」
そう言うと、背を向けて歩き出した。
私は何も言い返せずにただただ立ち尽くす。
私だって何がしたいのか分からない。
答えられなかった。
レオナ先輩が私からだんだんと離れていく。
片手にチェリーパイの入った紙袋を持ちながら。
私はその紙袋を見つめていた。
今私の目の前には、2つの選択肢がある。
チェリーパイを取り戻すのか、それとも諦めるのか。
取り戻せば、エースと仲直りが出来るかもしれない。
でも、これからはこの世界でも相手の顔色を伺って生きていく事になる。
逆に諦めれば、エースとの仲直りは出来なくなる。
でも、これからは誰の顔色を伺わずに自由に生きていける。
前者を取るか、後者を取るか。
私は迷っていた。
私は変わりたい。
元の世界みたいに空気読んで顔色を伺いたくない。
そう決めたんだ。だから私は後者を取る。
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リミ - 私も多分ツイステの世界に行ったら発狂すると思います！面白かったです！応援してます (7月13日 18時) (
レス) @page27 id: aba199bd02 (このIDを非表示/違反報告)
猫田 - 最高です！（語彙力無くてすみません）応援してます！！ (2021年9月19日 11時) (レス) id: 7820b61858 (このIDを非表示/違反報告)
サヤ(プロフ) - 続きが楽しみです！頑張ってください！ (2021年7月8日 23時) (レス) id: 4f60a72d2e (このIDを非表示/違反報告)
アルト(プロフ) - え、好きです（）裏話って言いますか...ゲームにはない話が沢山あって読んでて楽しかったです！整理お疲れ様です、更新楽しみにしてます！ (2021年6月7日 0時) (レス) id: a93e709eaf (このIDを非表示/違反報告)
ダブルブェ(プロフ) - あーんこさん» あーんこさん、ありがとうございます！返事遅くなりすみません。そう言って頂けて凄く嬉しいです！整理し終わったので後は書くだけです！頑張ります！ (2021年4月7日 20時) (レス) id: fbab1bff8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ダブルブェ | 作成日時：2021年3月11日 3時
