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A
「ふぅ〜…あったまるぅ〜」
紅茶の良い香りが口の中に広がり、体だけではなく心も癒される。
紅茶というものは魔法みたいだなぁと感心していると、急に脱力感が襲ってきた。
うっ…急に眠気が。
目眩がして、見ている世界がぐにゃりと歪む。
リドル
「君はいつでも美味しそうに飲むね」
A
「先輩と一緒に飲んでいるからですね。…うん、間違いない！」
リドル
「そんなこと言っても何も出ないよ」
私は平常を装いながら、突然の眠気の原因を考える。
真っ先に心当たりがあるとすれば＿＿＿、
そういえば…ここ最近、ずっと気を張ってたんだわ。
居場所を必死に守るため、推しに嫌われないように顔色を常に
推しの頑張りを無駄にしないため、夜遅くまでの勉強。ぶっちゃけ寝てない。
皆に自分が
最初は大変だったが、すぐに慣れた…けれど、そうでは無かったらしい。
気づかないうちに、精神的にも体力的にも限界が来たんだろう。
抑えていたリミッターが今、外れて疲れがぶり返したとみえる。
なら、ここで一旦
けど、今は休憩するところじゃない。
ここで…寝たら迷惑かける。起きないと。
折角、忙しい時間を削ってまで勉強を教えてもらっているのに、ここで寝てしまったら申し訳なくなる。
口の中で舌を噛み、意識を覚醒させる。
A
「別にケーキ出して欲しくて言ったわけじゃないですよ〜」
リドル
「僕は一言も "ケーキ" と言った覚えはないけど」
先輩は少し不機嫌そうな表情をする。
あっ、言葉の選択ミスった。
A
「あー！ 疑ってる顔ですね！ 本当に先輩と一緒にいるだけで十分なんです！」
本当にやばい。
力を振り絞ってテンションを上げる。
自分が思っている以上に上げていないと寝てしまいそうだ。
リドル
「……今日はなんだか、いつもより元気だね。何か嬉しいことでもあったのかい？」
先輩の声がもう既に遠くの方に聞こえる。
正直、さっき何を言われたのか分からない。
聞き返せばいいものの、そこまで頭が回らない。
私はいつもの癖で、空気を読んで話を繋げようとしてしまう。
A
「それぐらい先輩との時間は私にとって特別なんですよ。実は唯一の癒しです」
一瞬、不審そうな表情を向けられたような気がした。
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リミ - 私も多分ツイステの世界に行ったら発狂すると思います！面白かったです！応援してます (7月13日 18時) (
レス) @page27 id: aba199bd02 (このIDを非表示/違反報告)
猫田 - 最高です！（語彙力無くてすみません）応援してます！！ (2021年9月19日 11時) (レス) id: 7820b61858 (このIDを非表示/違反報告)
サヤ(プロフ) - 続きが楽しみです！頑張ってください！ (2021年7月8日 23時) (レス) id: 4f60a72d2e (このIDを非表示/違反報告)
アルト(プロフ) - え、好きです（）裏話って言いますか...ゲームにはない話が沢山あって読んでて楽しかったです！整理お疲れ様です、更新楽しみにしてます！ (2021年6月7日 0時) (レス) id: a93e709eaf (このIDを非表示/違反報告)
ダブルブェ(プロフ) - あーんこさん» あーんこさん、ありがとうございます！返事遅くなりすみません。そう言って頂けて凄く嬉しいです！整理し終わったので後は書くだけです！頑張ります！ (2021年4月7日 20時) (レス) id: fbab1bff8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ダブルブェ | 作成日時：2021年3月11日 3時
