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なぜなら、風が私の身を横切った感覚なんて微塵も感じられないからだ。
まさか。と思い、周囲を見る。
まぁ〜た、イタズラしとるよ。
そこには予想通り、1人だけマジカルペンを構えている人物がいた。
茶髪に目尻のハートがトレードマーク＿＿＿エースがニヤついた顔をしながらグリムにペンを向けている。
エースがペンを一振すると、グリムが小さな悲鳴を上げながらバランスを崩す。
グリム
「エース、オメーか!? 邪魔するんじゃないんだゾ！」
グリムもさすがに勘付き、エースを睨みつけながら怒声を上げる。
エース
「邪魔してないですぅ〜。グリムがもっと上手く飛べるように手伝ってあげてるんですけど〜？」
グリム
「ぐぬぬぬ…ほんっとムカつく野郎なんだゾ！ A！ エースを止めるんだゾ！」
グリムは箒に必死にしがみつきながら、怒りと焦りを声に任せて
現在進行でイタズラしているエースに、視線を移してじっと見つめる。
ニヤニヤして相変わらず楽しそうだ。
A
「…」
楽しそうなのは良い事だ。うん。
A
「……グリム、もっと!! 熱くなれよぉぉぉ!!! 熱い血燃やしてけよ！ 君ならできる！今日から君は富士山だ!!!」
助けられないかわりに声を張り上げて、どっかしらのテニス選手のように熱い応援をする。
バルガス
「トラッポラ…他の生徒の邪魔をしているように見えるが、何してるんだ」
私の大声に反応したのか、先生が様子を見に来た。
「げっ、先生」とエースが一瞬、苦い顔をして、すぐに笑顔を
まるでプロローグの初めて会った時のように。
エース
「何って手伝ってあげてるんですよ〜！ 優秀な魔導師は風にも耐性がつかないとダメじゃないですか〜」
ヘラヘラと笑いながら嘘の状況説明するエースに先生はじっと見る。
バルガス
「なるほど、確かに耐性を付けさせるのは良い事だな。クラスメイトを支えるその態度、高く評価しよう」
エース
「あざ〜っす！」
なんかどこかのドラマや映画で見たことあるシーンだなぁと遠目で見ていると、グリムが吠える。
グリム
「バルガス！ 騙されるんじゃないんだゾ！ アイツは正真正銘、オレ様の邪魔をしてたんだゾ！」
グリムの主張が先生の耳に届いた瞬間、エースの顔が焦りに変わって「ちょ、おま」と小さく呟いた。
その後、バルガス先生に「飛行中にイタズラをするのはやめろ」と説教される。
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リミ - 私も多分ツイステの世界に行ったら発狂すると思います！面白かったです！応援してます (7月13日 18時) (
レス) @page27 id: aba199bd02 (このIDを非表示/違反報告)
猫田 - 最高です！（語彙力無くてすみません）応援してます！！ (2021年9月19日 11時) (レス) id: 7820b61858 (このIDを非表示/違反報告)
サヤ(プロフ) - 続きが楽しみです！頑張ってください！ (2021年7月8日 23時) (レス) id: 4f60a72d2e (このIDを非表示/違反報告)
アルト(プロフ) - え、好きです（）裏話って言いますか...ゲームにはない話が沢山あって読んでて楽しかったです！整理お疲れ様です、更新楽しみにしてます！ (2021年6月7日 0時) (レス) id: a93e709eaf (このIDを非表示/違反報告)
ダブルブェ(プロフ) - あーんこさん» あーんこさん、ありがとうございます！返事遅くなりすみません。そう言って頂けて凄く嬉しいです！整理し終わったので後は書くだけです！頑張ります！ (2021年4月7日 20時) (レス) id: fbab1bff8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ダブルブェ | 作成日時：2021年3月11日 3時
