4-83＿あと6日 ページ33
今日も朝早く学校に行き、先生に勉強を見てもらっていた。
ほとんどの生徒がまだ登校してこない時間帯。
そんな早朝の教室には、グリムの寝息と先生の声だけが聞こえてくる。
A
「先生、質問いいですか？」
先生はページをめくろうとしていた手を止める。
教科書から目を離し、私に顔を向けてきた。
クルーウェル
「なんだ？ 言ってみろ」
私が質問を口にすると、先生はいつものように丁寧に教えてくれた。
A
「質問、多過ぎますよね…。すみません」
これで10個目の質問だ。
さすがにしつこすぎたかな…と謝る。
クルーウェル
「別に謝らなくてもいい。勉強熱心なのは良いことだ…けど、教科書をよく読んでから質問することだな」
少し毒を含んだ返事をした後、先生の手が私の頭に触れた。
そのまま上から下に優しく撫でられる。
今日も撫でられた。これで5回目だ。
前までは石のように体が
A
「うへ、へへ…へへへへへへへ」
自分の口から気持ち悪い声が飛び出してきた。
その笑い声に驚いたのか反射的に先生の手が離れる。
私は気にせずに、ただニヤニヤと笑って喜ぶ。
今までは撫でられる度に、あまりにも気恥ずかしくて勉強どころではなかった。
すぐに顔が熱くなり鼓動が加速していた。
何度ドキドキさせられたことか。
けれど今は違う！
顔は熱くない、心拍数も平常！
勉強に集中できるようになったのだ！
その代わり、何かを失った気がするが今は考えないようにしている。
謎の達成感から調子に乗り、思い切った質問を口走ってしまう。
A
「先生って私の事、好きですよね？」
昨日から引っかかっていた疑問。
先生は「グッドボーイ」とか言って色んな生徒を撫でていると思った。
けれど、トレイ先輩の話によると違うらしい。
確かに、私以外の生徒を撫でるところを1度も見ていない。
それに私だけに向けるあの表情がなんなのか知りたかった。
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リミ - 私も多分ツイステの世界に行ったら発狂すると思います！面白かったです！応援してます (7月13日 18時) (
レス) @page27 id: aba199bd02 (このIDを非表示/違反報告)
猫田 - 最高です！（語彙力無くてすみません）応援してます！！ (2021年9月19日 11時) (レス) id: 7820b61858 (このIDを非表示/違反報告)
サヤ(プロフ) - 続きが楽しみです！頑張ってください！ (2021年7月8日 23時) (レス) id: 4f60a72d2e (このIDを非表示/違反報告)
アルト(プロフ) - え、好きです（）裏話って言いますか...ゲームにはない話が沢山あって読んでて楽しかったです！整理お疲れ様です、更新楽しみにしてます！ (2021年6月7日 0時) (レス) id: a93e709eaf (このIDを非表示/違反報告)
ダブルブェ(プロフ) - あーんこさん» あーんこさん、ありがとうございます！返事遅くなりすみません。そう言って頂けて凄く嬉しいです！整理し終わったので後は書くだけです！頑張ります！ (2021年4月7日 20時) (レス) id: fbab1bff8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ダブルブェ | 作成日時：2021年3月11日 3時
