4-80 ＊公式1章のネタバレ注意 ページ30
はぁ…またやっちゃったよ。
また推しに嫌な思いさせてしまった。
これじゃ、ファン失格じゃん。
リドル先輩と談話室の前で別れた後、私は廊下を歩きながら思い悩んでいた。
まさか推しがオバブロで悩んでいたなんて…うん、ありそうだわ。
あんな事が起こったらそりゃなるよ。
あんな事、それはゲーム1章の話の内容だった。
寮生達に厳しいルールを押し付け、縛って、苦しめていた横暴。自分に従わない人やルールを破る人に対して見下す言動。
まさに暴君、それがリドル先輩だった。
周りの人はそんな先輩に対して不満を持っていた。
不満を持つだけで誰も何も言い出さなかった。
リドル先輩、通称＿＿寮長に逆らえば、首を跳ねられる。
そんな寮長に恐れて、寮生達はただただ我慢をしていた。
そんなある日、事件が起こった。
エースをはじめとする反逆者が出てきたのだ。
それに怒った寮長は感情に任せてオーバーブロッドしてしまう。
なんとか事件は解決し、先輩は自分の間違った行いに反省した。
1章をリドル先輩の目線でザッと説明するとこんな感じだ。
確かに、今でも先輩に敵意を持っている寮生は多いのかもしれない。
先輩は真面目で責任感が強くて、本当は優しい人だ。
きっと、もしまた誰かを傷つけてしまったら。
もしまた、オーバーブロッドしてしまったら。
そう悩んでいるのかもしれない。
ファンとして何かできることないかなぁ。
そう考えながら、廊下を進む。
曲がり角に差し掛かると階段が見えてきた。
その階段を下りれば外に出られる。
私は片足で一段踏み、また二段、三段と下り始める。
残り七段のところで、階段の死角から誰かが出てきた。
……!!
その人物を見た瞬間、鼓動が1つ大きく打ち、足が止まった。
見覚えのある人物が上ってくる。
特徴のある茶髪を僅かに揺らしながら、1歩、また1歩と階段を踏んでくる。
その度に、私の鼓動はだんだんと加速していって同時に強くなる。
胸に重くて嫌なものが広がり、後ずさりたくなる。
彼は下を向いていて、まだ私に気づいていない。
ワンチャン、引き返せば逃げれるかもしれない。
でも、どうすればいいかわからず、ただ見ることしかできなかった。
ついに私の気配を感じて、彼＿エースは顔を上げる。
目と目があった。
瞬間、時が止まったかのような感覚になる。
時が止まったというより、お互いの動きが止まっただけだろう。
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リミ - 私も多分ツイステの世界に行ったら発狂すると思います！面白かったです！応援してます (7月13日 18時) (
レス) @page27 id: aba199bd02 (このIDを非表示/違反報告)
猫田 - 最高です！（語彙力無くてすみません）応援してます！！ (2021年9月19日 11時) (レス) id: 7820b61858 (このIDを非表示/違反報告)
サヤ(プロフ) - 続きが楽しみです！頑張ってください！ (2021年7月8日 23時) (レス) id: 4f60a72d2e (このIDを非表示/違反報告)
アルト(プロフ) - え、好きです（）裏話って言いますか...ゲームにはない話が沢山あって読んでて楽しかったです！整理お疲れ様です、更新楽しみにしてます！ (2021年6月7日 0時) (レス) id: a93e709eaf (このIDを非表示/違反報告)
ダブルブェ(プロフ) - あーんこさん» あーんこさん、ありがとうございます！返事遅くなりすみません。そう言って頂けて凄く嬉しいです！整理し終わったので後は書くだけです！頑張ります！ (2021年4月7日 20時) (レス) id: fbab1bff8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ダブルブェ | 作成日時：2021年3月11日 3時
