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リドル
「そろそろ落ち着いただろう。確認テストを始めるよ」
言うと、お腹の音が部屋に響き渡った。
自分のお腹が微かにゴロゴロと振動している。
腹音が消え、部屋が静まり返る。
A
「あ、気にせずにどうぞ」
私の顔を見つめてくる先輩に恥ずかしくなって、沈黙を破るように言葉を放った。
その後、先輩は察してくれたようで、
気にせずに話始めてくれた。
リドル
「まず、教科書を開い…」
グッーとまた、お腹が鳴り響いて、
今度は先輩の話を遮る。
A
「あはは…お気にせずに」
あまりの恥ずかしさに、
もう苦笑いしか出てこない。
リドル
「まだ夜食、食べてないのかい？ 購買で弁当とか買ってくればいいのに」
先輩は目を若干細めながら、尋ねてきた。
A
「実は、昨日から一文無しになっちゃって食べてないんです」
答えると、先輩は目を逸らして「はぁ…」と息を吐く。
リドル
「仕方ないからケーキをご馳走してあげるよ」
A
「ほんとですか!?＿＿ゴホン。すみません、いただきます」
推しのケーキが食べられる！ という嬉しさが声に乗って出てしまった。
リドル
「…次は無いからね」
気まずそうにする私に再び細い目で見る。
ケーキを持って行こうと、先輩は席を立った。
A
「私も持ってくの手伝います！」
推しにやらせてばっかりは申し訳ない。
私も手伝わなければっ！
リドル
「じゃお願いするよ」
私は先輩の後をついて行った。
1度、談話室から出て、隣の部屋に移動する。
隣の部屋に入ると、くねくねと曲がった食器棚が左右に設置してあった。
部屋の中央には、白い机の上にスプーンや本とケーキが置いてある。
その机の上に鍋が連れ下がっていた。
ひと目でここがキッチンだと分かる。
この部屋から微かに甘い匂いが漂っていて、鼻を掠めた。
ハーツラビュル寮のキッチンやぁ！
めっちゃバニラの匂いがする！
よし、吸うぞ〜〜！
そうと決まれば、さっそく鼻から息を吐いて、思いっきり吸う。
リドル
「君は机の上にあるケーキを持って行っておくれ……って何をしているんだい？」
不審そうな目で見てきた。
A
「あ、えっと何もしてないですよ。気にしないでください。このケーキ持っていきますね」
いつもの顔に戻して、何事も無かったかのように返事をする。
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リミ - 私も多分ツイステの世界に行ったら発狂すると思います！面白かったです！応援してます (7月13日 18時) (
レス) @page27 id: aba199bd02 (このIDを非表示/違反報告)
猫田 - 最高です！（語彙力無くてすみません）応援してます！！ (2021年9月19日 11時) (レス) id: 7820b61858 (このIDを非表示/違反報告)
サヤ(プロフ) - 続きが楽しみです！頑張ってください！ (2021年7月8日 23時) (レス) id: 4f60a72d2e (このIDを非表示/違反報告)
アルト(プロフ) - え、好きです（）裏話って言いますか...ゲームにはない話が沢山あって読んでて楽しかったです！整理お疲れ様です、更新楽しみにしてます！ (2021年6月7日 0時) (レス) id: a93e709eaf (このIDを非表示/違反報告)
ダブルブェ(プロフ) - あーんこさん» あーんこさん、ありがとうございます！返事遅くなりすみません。そう言って頂けて凄く嬉しいです！整理し終わったので後は書くだけです！頑張ります！ (2021年4月7日 20時) (レス) id: fbab1bff8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ダブルブェ | 作成日時：2021年3月11日 3時
