【twst】ただ推しのSSRが当たっただけなのに！！！ 2 (ページ10)

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よし！ご都合魔法薬覚えるぞ～！
そして、推し達にぶっかける！いえい♪

自分の私欲に従って、気合いを入れた。

デュース
「まず最初にこの草を入れるんだな！」

エース
「ちょちょっと待て！それ違うやつ！」

今にも大釜の中に入れようとするデュースをエースが慌てて止めに入る。

デュース
「え、でも教科書通りだぞ」

デュースは困惑しながら、入れようとした理由を言う。
エースは溜め息をついた後、教科書を指で指す。

エース
「よく見ろよ、葉っぱの形が全然違うじゃん」

デュース
「ほ、ほんとだ！すまない…」

デュースは申し訳なさそうに謝る。
私は2人のやり取りを楽しみながら見ていた。

しかし、このままではいけない。
推し2人が頑張っている中、何も手伝わないのは恥じるべき行為だ。

A
「ねぇねぇ、私何すればいい？」

この班の中で1番得意そうな、エースに聞く。

エース
「あーもー！俺が指示するから！これじゃ終わんねぇーよ」

次々と指示を出す。

エース
「Aは鍋をひたすら混ぜといて」

A
「はいよぉ」

エース
「デュースは教科書読んどいて、俺が薬草を入れるから」

デュース
「わかった」

グリム
「オレ様は何をすれば良いんだゾ？」

エース
「あ～グリムは…Aがかき混ぜるの疲れたら変わって」

グリム
「任せるんだゾ」

エーデュースが協力して、次々と薬草や薬液を大釜の中に入れていく。

気づれば、周りの班に難なく追いついていた。

さすが要領のいいエースだなぁ

そう思いながら、ひたすらに大釜の中をぐるぐると混ぜ続ける。

意外と腕の体力がすぐに持っていかれるため、少し汗をかいてきた。

手が離せないため、腕で汗を吹く。
そんな私の様子を見たのか、グリムが話しかけてきた。

グリム
「疲れたか？」

グリムの方を見ると、ムシャムシャと薬草を食べていた。

A
「グリム、勝手に食べちゃダメ！ペッしなさい！ペッ！」

例えグリムが雑食だろうが、そんなの関係ない。

薬草になんの効果があるのか分からないのに、易々と食べるのは流石に心配する。

しかも、ここは魔法の世界。
なおさら危険だ。

エース
「あーお前！それ今使おうとしたやつ！勝手に食べんなよ！」

グリム
「草が美味しいのが悪いんだゾ」

エース
「草のせいにすんな」

この機に及んでも、エースとグリムはケンカを始める。

＿＿＿チャポン。