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グリム
「ぬぁー! なんでオレ様は乗れないんだゾ!」



エース
「忘れてたわ、グリムは乗れないんだった」



A
「コーヒーカップよりも飛ばされるからね…」



グリム
「騙したんだゾ〜!!!」



私は手を合わせて頭を下げる。



A
「グリムごめん! ツナ缶たくさん買うから、大人しく待ってて!」



グリムは凄く不満げな表情をする。



エース
「早く乗ろうぜ」



私はエースに呼ばれて席に座る。

「シートベルトをしっかりお閉めてください」
とアナウンスが流れた。

その後、スタッフの方が確認しにくる。
その間も先程からグリムの強い視線を感じる。



グリムがめっちゃ睨んでくる…



スタッフが確認し終わると「それでは行ってらっしゃい」と手を振られた。

ジェットコースターが動き始めた。
奥にあった暗いトンネルの中に入る。



頂上に登る時のカタカタ音が聞こえてきた。
登りきったのか、コースターの動きがゆっくりになる。

しばらくすると、トンネルの出口が見えた。
暗いトンネルを出ると、目に光があたる。

私は思わず目をかすめた。
光の正体はオレンジ色の夕日だった。

雲ひとつもなく澄み切っていて、淡い色のオレンジに染まっている。



綺麗だなぁ…



下を覗くと、人がミジンコぐらいの大きさに見える。
そして、線路が急激に下に行っている事がわかった。
この高さから、いつ落ちるのか考えているとドキドキする。



A
「ここで大体、後悔するよね」



私は独り言に近い感覚で呟いた。



エース
「手繋いでやろうか?」



そう言われ、エースの方を見る。
エースの顔は案の定、ニヤニヤしていた。

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ダブルブェ(プロフ) - こうめさん» こうめさん、ありがとうございます! 頑張ります! (2021年2月14日 14時) (レス) id: fbab1bff8c (このIDを非表示/違反報告)
こうめ - 続きを全裸待機 (2021年2月13日 23時) (レス) id: ed55d3266f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ダブルブェ | 作成日時:2020年12月17日 21時

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