【twst】ただ推しのSSRが当たっただけなのに！！！ 2 (ページ28)

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エース
｢ははっ、教えてやんねー｣

私は驚きのあまり言葉を失った。

確かにエースらしいなと思ったが、実際にやれると…うざい。

グリム
｢ふなぁ！｣

グリムの声と共に青い火がエースの顔に向かう。エースはそれをギリギリで避けた。

エース
｢うおっ！あっぶね～｣

A
｢ちょっグリム、ここで魔法使っちゃダメ｣

私は慌ててグリムの口を塞いだ。
他の人に見られたら面倒な事になる。

エース
｢そうだぜグリム。大人しくしてろよ、な？｣

エースは相変わらずグリムを煽る。

グリム
｢ふが！ふがーふがふが！｣

グリム…めっちゃ怒っとる…

A
｢エースも煽るのやめて！｣

私は取り返しがつかなくなる前に強く言った。

エース
｢わかーった、わかったよ！｣

気持ちが通じたのかエースは目を伏せる。
その様子を見てグリムの口から手を離した。

グリム
｢にゃはは、Aに怒られてやんの｣

馬鹿にするようにグリムが笑う。
私はトランプをエースの前に差し出した。

A
｢マジック見せてくれてありがとう｣

エース
｢それ、お前にやるよ｣

エースは再びパチンっと指を鳴らす。
ジョーカーのトランプは再びハートのエースに戻った。

エース
｢大事に持っとけよ。お守り代わりにさ｣

A
｢え、うん、あ、ありがとう｣

うぉぉぉおおおおおぉおおお!!!
推しからのプレゼント!!!

私は心の中でめちゃくちゃ喜んだ。
というか叫んだ。

嬉しさのあまり飛び跳ねそうになる気持ちを噛み締める。
肌身離さずに持っていようと誓った。