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エース
「別にAまで制服で行かなくても良くね?」
A
「なんか、制服とパジャマしか無かった」
確かに、監督生からしたら私服買わんよなぁ
出かけるとしても学園ぐらいしかないし
ま! 推しと制服デートできるてるし、
結果オーライだけどね
私達はオンボロ寮の外を歩いていた。
グリム
「これから、どこに行くんだゾ?」
エース
「遊園地」
A
「え!!! 遊園地!!? (クソデカボイス)」
推しと遊園地!!? は??
え? 最高越えて頂点じゃん!!!
私は『遊園地』と聞いて興奮状態になる。
エース
「うるっさ…そんなに驚く事?」
エースは耳を押えて聞いてきた。
A
「はぁ、はぁ、私にとっては驚き以上だよ…」
エース
「なんで息切れしてんだよ」
エースと会話していると、グリムがつぶやく。
グリム
「お腹空いたんだゾ…」
A
「確かに、まだ朝ご飯食べてないよね」
エース
「その心配は大丈夫。
遊園地に安くて美味しい所あるらしいからさ」
グリム
「じゃ、さっさと行くんだゾ!」
私達は学園から少し歩き、電車に乗った。
田舎だからなのか、座席がほとんど空いていた。
そのおかげで、椅子に座ることが出来た。
A
「そういえば、デュースは?」
エース
「あいつ、ジャックと約束があるらしいぜ」
A
「そっかぁ〜。デュースも誘って皆と行きたかったなぁ」
グリム
「 "ゆうえんち" ってどんな所なんだゾ?」
そっか、グリムは初めてなんだよね
A
「楽しい所だよ〜。遊園地っていう場所はね……」
私はグリムに遊園地の魅力を伝える。
次第にグリムの目はキラキラと子供のように輝かせてくる。
電車を降りた後も、グリムは興味津々に遊園地の事を聞いてきた。
エース
「とーちゃーく」
気づけば、遊園地に到着していた。
しかし、想像していた遊園地と少し違っていた。
グリム
「なんて言うか…」
A
「趣があるな…」
看板などあちこち錆びていて、マスコットキャラクターは白目を向いていた。
上にはカラスが何匹か止まっていて、カァーカァーと鳴いている。
お客が来るのかも怪しい。
とても古い遊園地だなと誰もが思うだろう。
エース
「な、中に入ってみないと、分からないだろ」
エースは慌てて言う。
ここまで案内させてもらって断るのも悪いなと思い、仕方なく入った。
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ダブルブェ(プロフ) - こうめさん» こうめさん、ありがとうございます! 頑張ります! (2021年2月14日 14時) (レス) id: fbab1bff8c (このIDを非表示/違反報告)
こうめ - 続きを全裸待機 (2021年2月13日 23時) (レス) id: ed55d3266f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ダブルブェ | 作成日時:2020年12月17日 21時