【twst】ただ推しのSSRが当たっただけなのに！！！ 2 (ページ14)

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A
「先生…グリムが大変なんです！」

これまでの事を先生に説明した。

クルーウェル
「なるほど…あの薬草を食べて幻覚を見ているのか」

先生は呆れたように呟く。

クルーウェル
「あれほど、拾い食いをするなと躾たはずだが…全く」

A
「じゃ、グリムが火傷しないのも関係あるんですか？」

クルーウェル
「あぁ、そうだ。よく分かったな」

A
「どうすれば元のグリムに戻れますか？」

クルーウェル
「無理やりにでも正気にさせれば戻るだろう」

エース
「なら俺に任せといてください」

エースはニコニコしながら、グリムの頭をガっと掴む。

エース
「俺のメロンパン返せぇーーー!!!」

エースの右ストレートがグリムに決まった。
グリムは思いっきり飛ばされる。

慈悲のZ字もない、ヴィランらしいやり方だ。

A
「グリムーーー!!!」

私はグリムの所に急いで駆け寄る。

エース
「あ～スッキリした」

デュース
「食べ物の恨みは怖いな…」

後ろが呑気に話している中、グリムが口を開く。

グリム
「ん…オレ様は一体……」

グリムは何度か瞬きをしている。
まだ意識が混乱しているようだ。

A
「戻った！」

いつものグリムに戻ったと思い、ギュッと抱きしめる。

A
「グリムぅぅ良かったよーー！」

デュース
「戻って良かったな！グリム」

デュースは銀のグリムの石像に話しかける。

エース
「デュースそれ銀のグリム。いい加減にしてくれない？」

デュース
「良かったな、A」

エース
「はぁ～。マジでツッコミ疲れた」

クルーウェル
「で、今日の課題は出来たのか？」

エース・デュース・A
｢｢｢あ｣｣｣

途中からグリムに集中していたため、
課題の事をすっかり忘れていた。

気づくと、周りのクラスメイトは既に終わっていた。

クルーウェル
「できるまで帰さない。そのつもりで」

エース・デュース・A
｢｢｢わかりました… ｣｣｣

私達は終わるまで、課題が終わるまで実験室に残る。
要領の良いエースが中心となって、すぐに課題が終わった。