2-30 (昼休み) ページ2
午前の授業が終わり、
私達は昼食を食べに食堂へ向かう。
着くと、やはり混んでいた。
あちこちから、他の生徒の話し声が聞こえる。
エース
「あ〜、疲れたぁ〜」
デュース
「お腹空いたな、今日は何を食べよう」
グリム
「お腹ぺこぺこなんだゾ!
…またAが死んでるんだゾ」
皆がそれぞれの発言をしている中、
私は飛行術でヘトヘトになっていた。
…まじで運動嫌い
エースはそんな私を見て笑う。
エース
「ははっ、バルガス先生に目付けられてたよな」
目の前には食堂の美味しそうなメニューがある。
お腹が空いているが、今は食べる気分じゃなかった。
長距離を走り終わった頃にやってくる、
あの嫌な感覚が襲ってきているからだ。
A
「…うぇ、今食べたら吐きそう」
そう言うと、エースは嫌そう顔をする。
エース
「マジで吐くなよ、めんどくさい事になるから」
私達はそれぞれの昼食を頼む。
頼んだ後は同じテーブルに座る。
腹が減っては戦ができぬと思い、
オムレツをスプーンで1口すくって、
口の中に運ぶ。
A
「…あむ…うっっっま!!!」
温かい雲のような、ふわふわとした食感で、
バターの利いた洋風の香りが口の中に広がる。
デュース
「だろ!
ふわふわオムレツはいつ食べても美味い!」
デュースは満面の笑顔で言う。
ああ〜可愛いっっ!! 疲れ吹っ飛んだわ!!
美味しくオムレツを食べていると、
グリムが話題をふる。
61人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ダブルブェ(プロフ) - こうめさん» こうめさん、ありがとうございます! 頑張ります! (2021年2月14日 14時) (レス) id: fbab1bff8c (このIDを非表示/違反報告)
こうめ - 続きを全裸待機 (2021年2月13日 23時) (レス) id: ed55d3266f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ダブルブェ | 作成日時:2020年12月17日 21時