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A
「早く連れて戻らないと、先生に怒られる」
教室から出ると、誰も居ない廊下が目に入った。
教室とは異なって、シーンと静けさが広がっている。
授業中だから当然の事だろう。
ジャックが言っていた事を思い出し、中庭へ向かう。
まっすぐ廊下を突き進むと、階段が見えた。
私は階段を降りる。
降りた後、グリムの近くにある木に身を潜める。
ここからどうしよう…
大人しくグリムが戻るとは思えない
力ずくで連れて行こうにも、
スバしっこくて捕まえられないし
もし捕まえたとしても、
火の魔法で攻撃してくる…
私は打開策を考える。
何か無いかと周囲を見渡す。
青い画用紙のような雲ひとつ無い空に、
学園を包み込む、暖かい陽の光。
日向ばっこには最高な環境じゃん
私もサボろうかなぁ〜
ダメだ私！しっかりしろ！
教室を見上げると、
ジャックの横姿が窓越しに見えた。
ここから「ジャックー！」って呼ぼうかなぁ…
いや、優しくても、そう簡単に来ないか
私はじっと、教室を見つめる。
すると、横からエースがひょっこりと顔を出した。
手に何やら小さい物を持っている。
"それ"を前後に振ると、中庭に投げ込んだ。
"それ"が宙を舞う。
そして、グリムの額に見事に当たる。
グリム
「いて！」
ポトッと"それ"が私の目の前で落ちた。
半分がチョコの様に茶色でもう半分がクッキーの様な橙色になっている。
見覚えがあった。
ポッ〇ーやん。いや、トッ〇ーかな
元の世界で売られている有名なお菓子にそっくりだった。
きっと、エースはそれを投げてグリムを釣ろうとしたのだろう。
しかし、そのせいでグリムが警戒しだした。
グリム
「誰かそこにいるんだゾ!? 隠れてないで出てくるんだゾ！」
仕方ない…この手は推しに使いたくなかったけど…
私はあまり使いたくない方法を思いつく。
ガサガサと草の音を立てて、
グリムの前に現れた。
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アルト(プロフ) - ヤバい好き（突然の告白）1-19のおなかがなる場面で自分もおなかがなって「あれ？運命？（は？）」と思いました（）更新頑張って下さい！ (2021年6月6日 22時) (
レス) id: a93e709eaf (このIDを非表示/違反報告)
ダブルブェ(プロフ) - えびたろーさん» えびたろーさん、ありがとうございます！！！！(クソデカボイス)そんなに言われると、照れちゃいます(/ω＼*) (2020年11月20日 19時) (レス) id: fbab1bff8c (このIDを非表示/違反報告)
えびたろー(プロフ) - ややややややばいですほんとに好きすぎる泣やばい……好きです！！！！（（クソデカボイス (2020年11月19日 23時) (レス) id: 57d8f81140 (このIDを非表示/違反報告)
ダブルブェ(プロフ) - えびたろーさん» えびたろーさん、ありがとうございます!!!上手く伝わって良かったです、ほっとしました!!!初めて言われたので嬉しいです!!！ありがとうございます!!すっごい長編になりますが頑張ります(｀・ω・´)ゝ (2020年11月19日 13時) (レス) id: fbab1bff8c (このIDを非表示/違反報告)
えびたろー(プロフ) - ダブルブェさん» 待って下さい(＞＜)泣めっちゃ丁寧にありがたうございます！！！！今試してみたのですが出来ました!めっちゃ優しくて 作品だけじゃなくてダブルブェさんのことももっと好きになりましたぁぁぁ好きです！！ (2020年11月18日 21時) (レス) id: 57d8f81140 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ダブルブェ | 作成日時：2020年10月28日 14時
