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エース
「はぁぁ〜もう、腹痛てぇよ。
こんなにツボるとは思わなかったわ」
エースはお腹に手を当てて言う。
デュース
「でも元気になって良かった」
デュースは笑いすぎたのか、目に涙が浮かんでいる。
グリム
「笑い疲れたら腹がへってきたんだゾ!」
エース
「お前はどんだけ食うんだよ…」
エースは、まったく…とでも言うように肩をすくめる。
エース
「ま、俺も果物食べたい気分だし! 食べるけど!」
その後、裏返すようにエースが笑う。
グリム
「人のこと言えないんだゾ」
エース
「グリムほどじゃねーよ」
グリム
「何っ!」
エースとグリムはお互い睨み合う。
デュース
「お前らここに来ても喧嘩か、相変わらずだな…」
デュースも、やれやれと呆れたように肩をすくめた。
デュース
「A、俺も一緒に食べていいか?」
お前も食べるのかよ
A
「デュースも食べるのね…皆いいよ」
そう私が返事をすると、皆は喜んで笑う。
エース「A優しい!!」
グリム「さっすが、俺の子分だ!」
デュース「このお礼は必ずする!」
A
「わぁ、わざとらしっ、じゃ皆で食べようか」
私は階段を登ろうとすると、
エースが話しかけてきた。
エース
「あのさ、今みたいに敬語よりもタメ語の方が良いぜ」
A
「え?」
エースは少し真面目な顔で言った。
デュース
「そうだな、敬語で話されると距離を置かれた感じがする」
グリム
「そうなんだゾ、特別に許可してやる」
グリムは腰に手を当てて偉そうに言う。
A
「うん、わかった」
私達は階段を上る。
オンボロ寮の談話室で色んな事を話しながら、
果物やプリンなどのお見舞いの品を皆で食べる。
2度と帰れない不安に押し潰されそうだった。
でも、皆と話したりふざけているうちに不安は
小さくなっていった。
帰る方法がわかるまで、
やっぱりもう少しここに居ても大丈夫かな
そんな事を思いながら、今の時間を楽しむ。
ただ、SSRを引いただけなのに、
私の異世界生活の幕が上がった。
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アルト(プロフ) - ヤバい好き(突然の告白)1-19のおなかがなる場面で自分もおなかがなって「あれ?運命?(は?)」と思いました()更新頑張って下さい! (2021年6月6日 22時) (レス) id: a93e709eaf (このIDを非表示/違反報告)
ダブルブェ(プロフ) - えびたろーさん» えびたろーさん、ありがとうございます!!!!(クソデカボイス)そんなに言われると、照れちゃいます(/ω\*) (2020年11月20日 19時) (レス) id: fbab1bff8c (このIDを非表示/違反報告)
えびたろー(プロフ) - ややややややばいですほんとに好きすぎる泣やばい……好きです!!!!((クソデカボイス (2020年11月19日 23時) (レス) id: 57d8f81140 (このIDを非表示/違反報告)
ダブルブェ(プロフ) - えびたろーさん» えびたろーさん、ありがとうございます!!!上手く伝わって良かったです、ほっとしました!!!初めて言われたので嬉しいです!!!ありがとうございます!!すっごい長編になりますが頑張ります(`・ω・´)ゝ (2020年11月19日 13時) (レス) id: fbab1bff8c (このIDを非表示/違反報告)
えびたろー(プロフ) - ダブルブェさん» 待って下さい(><)泣めっちゃ丁寧にありがたうございます!!!!今試してみたのですが出来ました!めっちゃ優しくて 作品だけじゃなくてダブルブェさんのことももっと好きになりましたぁぁぁ好きです!! (2020年11月18日 21時) (レス) id: 57d8f81140 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ダブルブェ | 作成日時:2020年10月28日 14時