1-1 推しの世界に迷い込んだ！！！？ ページ3
A
「ん？ ここは…どこ…？」
混乱中の私を嘲笑うかのように、目の前から若干の強い風が吹く。
思わず顔の前に手をかざした。
すぐに止むと同時に、後ろから私の名前を呼ぶ声が聞こえてきた。
？
「Aー！」
胸が1つ大きく鼓動を打った。
聞き覚えのある声に、まさか、と思った。
次第に鼓動が加速していく。
焦燥感、期待、混乱、色んなものが胸に広がっていて、対処しきれない。
けれど、私は自然と振り向いていた。
A
「…………ファッ!!!?」
予想通り、推しが立っていた。
驚きのあまりに変な声を出し、目を見開く。
？
｢なんでそんな驚いた顔をしているんだ？｣
目の前で首を傾げるそのキャラクターは＿＿、
A
｢…………｣
＿＿＿NRCの制服をきっちりと着ていて、
？
｢おーい、Aー？ 大丈夫か？｣
＿＿＿メイビーの髪に、目元のスペード。
これらの特徴から分かる。
私の名を呼び、目の前に立っているのは…間違いなく、推しだ。
A
｢デュース…？｣
デュース
｢そうだけど…どこか具合が悪いのか？｣
私に違和感を感じたのか、彼は心配そうにそう尋ねた。
え？ 待って待って待って、推しが心配してくれてる！ クオリティっ高!? ここは天国か？
私死んだのか(？)
目が合った瞬間から、逸らせないし、声が出ない。
ありえない状況が立て続けに起こっている。
そのことに驚きや動揺を隠せるわけがなかった。
A
｢え？…本物ですか？｣
恐る恐る目の前の彼に質問すると、彼は眉を少しひそめて言う。
デュース
｢何を言ってるんだ？ 僕は本物のデュースだ｣
私はその言葉を聞いて感情が高ぶる。
うぇ？ いやいやいや私よ、少し冷静になるんだ。だって、2次元にしか推しはいなんだぞ。
これはきっとコスプレだ。
今にも発狂しそうな気持ちを落ち着かせるため、必死に自分に言い聞かせる。
その時、腕に違和感を感じた。
自分の腕を見ると、デュースの手が私の腕を掴んでいた。
A
｢ッ?!!!｣
とっさの出来事に思わず、カッと目を見開く。
ぬぁ?! 触られているぅぅぅうう!!!
デュース
｢とりあえず、保健室に行こう｣
彼はそのまま引っ張って歩き出す。
こ、これ、これはコスプレ!!! コスプレなんだ!!!
えっと声が似てるのはたまたまだ!!!
再び興奮を抑えようと、必死に言い聞かせながら、私は連れ去られていく。
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アルト(プロフ) - ヤバい好き（突然の告白）1-19のおなかがなる場面で自分もおなかがなって「あれ？運命？（は？）」と思いました（）更新頑張って下さい！ (2021年6月6日 22時) (
レス) id: a93e709eaf (このIDを非表示/違反報告)
ダブルブェ(プロフ) - えびたろーさん» えびたろーさん、ありがとうございます！！！！(クソデカボイス)そんなに言われると、照れちゃいます(/ω＼*) (2020年11月20日 19時) (レス) id: fbab1bff8c (このIDを非表示/違反報告)
えびたろー(プロフ) - ややややややばいですほんとに好きすぎる泣やばい……好きです！！！！（（クソデカボイス (2020年11月19日 23時) (レス) id: 57d8f81140 (このIDを非表示/違反報告)
ダブルブェ(プロフ) - えびたろーさん» えびたろーさん、ありがとうございます!!!上手く伝わって良かったです、ほっとしました!!!初めて言われたので嬉しいです!!！ありがとうございます!!すっごい長編になりますが頑張ります(｀・ω・´)ゝ (2020年11月19日 13時) (レス) id: fbab1bff8c (このIDを非表示/違反報告)
えびたろー(プロフ) - ダブルブェさん» 待って下さい(＞＜)泣めっちゃ丁寧にありがたうございます！！！！今試してみたのですが出来ました!めっちゃ優しくて 作品だけじゃなくてダブルブェさんのことももっと好きになりましたぁぁぁ好きです！！ (2020年11月18日 21時) (レス) id: 57d8f81140 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ダブルブェ | 作成日時：2020年10月28日 14時
