◆Story...9 ページ10
・
「･･･げ。」
「あ、来た来た。
Aちゃ〜ん、こっちこっち!!」
・
まさかとは思ったが、
本当に待ってるとは･･･物好きな奴め。
私は、さっきの事を思い出して
零れそうな溜め息を、ぐっと飲み込んだ。
・
・
・
・
・
『さっき先生がさ、言ってたじゃん?
学校の周りで不審者が出るって。
その事なんだけど、女の子一人じゃ危ないから
― Aちゃん、俺と一緒に帰ろ?』
・
いきなり何を言うと思えば、
私には、絶対心配要らないのに
何を言っているんだ、こいつは。
・
『は。』
『俺、帰りの時、正門の所で待ってるから。』
・
勝手に話を勧めて
私を置いて、さっさと教室を出て行った。
だから、断れなかった。
・
・
・
「じゃ、帰ろっか!」
「･･･他の女の子の方が可愛いし
狙われやすいと思う、よ。
そっち行ったら良くない?
私は心配要らないから･･･。」
・
私は俯き気味に言った。
(人3)の周りには、私より可愛い女の子が沢山いる。
そっちの方が、
スタイルだって良いし
顔だって可愛い。
・
「まぁ良いじゃん!
俺が好きでやってる事なんだしさ、
ここは素直に送られようぜ!?」
・
そんな笑顔で言われたら
断れなくなるじゃん。
・
「ん、」
・
私は、こくりと 首を縦に振った。
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104(プロフ) - まじで素晴らしいです！！ (11月20日 19時) (
レス) @page30 id: 23a0e4c400 (このIDを非表示/違反報告)
たまち - ヤバい最後のとこ 感情移入しすぎてヤバかった(語彙力) (2020年4月18日 0時) (レス) id: 2384b40b81 (このIDを非表示/違反報告)
アラジン - 元彼の性格が、元彼に似てます！！ (2020年1月17日 20時) (レス) id: d6092fc1ee (このIDを非表示/違反報告)
yuunii2012(プロフ) - 今回もすっごい面白かった！！林檎ちゃん天才よー！ (2013年5月28日 12時) (レス) id: 6b8da6d556 (このIDを非表示/違反報告)
★☆しなもんクッキー☆★(プロフ) - 完結おめでとうございます！林檎さん、お疲れ様でした(*^^*)面白かったです。またの小説をお待ちしております*．＊…* (2013年5月24日 19時) (レス) id: 95d8a5bf1d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：林檎 | 作成日時：2013年4月14日 14時
