33dB ページ33
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｢なあ、ちょっといい？｣
放課後、掃除が終わって教室から出ていこうとした須田たちを呼び止めた。
結局作戦会議なんてものは会議にならなくて、俺が普通に声をかけることにして
後ろにはさりげなくあじたちが4人。
なんかあったら助ける！！って意気込んでたけど、なんか可笑しくて笑っちゃった。
須田｢…なに？湧くん｣
｢しらばっくれんなよ、分かってんだろ？(笑)
一応聞くけど、お前らにAがなんかした？｣
『掃除当番、代わってって丁寧にお願いしたのにさあ。高橋さんったらどうしても無理って言ったくせに男と歩いてんだもん(笑)
そのせいでこの子、大事な用事に遅れたんだから』
｢その男と歩いてたってやつ、あいつの兄ちゃんだし、その前に病院に定期検診行ってんだよ。
患者さん沢山いんのに遅れたら大変なことくらい分かんだろ？｣
そもそも当番じゃないのになんでそんなにAが責められなきゃいけないんだよ。
仲良いコイツらが手伝うべきだろ
｢それから、さんざん陰口言ってんのも本人に聞こえてないと思ってるかもしれないけど、雰囲気とか口の動きで伝わってっから。やめろよそういうの｣
須田｢…あのさあ、なんでそんなに言われなきゃいけないわけ？喋ってるの私達だけじゃないし｣
颯太｢お前らが嘘ばらまいたからに決まってんじゃん(笑)盗撮とか犯罪だよ？分かってる？｣
須田｢、なに急に｣
颯太｢おれさ、腹たってんの。大事な人が傷つけられて。
聞こえなきゃ何言ってもいいと思わないで｣
後ろから出てきた颯太はもう我慢ならないって感じで、
顔こそ笑ってるけど目がしんでる。
｢卑怯だよお前ら、1人に対して何人もでそういうことすんの。｣
そんなことも分かんねえの？高校生にもなって。
目の前の須田たちは、ただ口を結んで都合が悪そうに立ってるだけ
颯太 ｢それからさあ、キーホルダー返して。
お前にあげたんじゃないんだけど。｣
須田｢なんなのよ、っ！！高橋さんばっかり…っ！！｣
｢…何を勘違いしてんのか知らないけどさ、Aはお前らが思ってるような子じゃないし、Aだから俺らは一緒に居んの。
もうあいつに手出すなよ｣
泣かれても許す気なんてない。
そのくらい酷いことをしたってちゃんと自覚してもらわなきゃ困る。
泣きながら出てった須田を追いかけて居なくなったあいつらに、去り際 めちゃくちゃ睨まれた。
…女子って怖え
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スイ.(プロフ) - Suzuka573さん» そう言っていただけて嬉しいです(；；)自分で体験できていないので実際と違うこと多々あると思いますが、がんばりますので更新待っていてください！^ ^ (2020年10月26日 21時) (
レス) id: e6a739559e (このIDを非表示/違反報告)
Suzuka573(プロフ) - 私も主人公さんと同じで右耳が聞こえないのでとっても感情移入しやすいです！更新お願いします〜！！ (2020年10月26日 8時) (レス) id: d37d3ec597 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スイ. | 作成日時：2020年10月25日 16時
