31dB ページ31
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Aが年上の男と遊びまくってる？んなことあるわけねーだろ
｢ごめん、意味わかんないんだけど｣
『写真回ってきて、ほら！』
突きつけられたスマホの画面には、優斗と並んで歩くAの写真。
なんでこの1枚で男とめちゃくちゃ遊びまくってることになるんだよ、おかしいだろ
第一に、この2人は兄妹だし。
｢これ、ただのAの兄ちゃんだから。
あいつは遊び歩いたりするような奴じゃねーよ。｣
そう言い放つと、バツが悪そうにスマホを降ろして俯いた。
口調キツいかなっても思ったけど、こいつらだってこうやって、Aを蔑むことに加担してんだ
ウソの情報を簡単に信じて、更にそのウソを大きくして
｢あのさ、そーゆー根も葉もないウワサ立てられてるせいで、こっちは傷ついてんだわ。もうそういうのやめてくんない？｣
『…ごめんなさい』
｢俺に謝られても(笑)
ねえ、誰が流したか知ってたら教えてよ｣
『…えっと確か、写真撮ったのは湧くんと同じクラスの…』
｢…そっか。ありがと
あ、あとそれからさ｣
教室に戻ろうと向けた背中を、もう一度返して
｢俺も颯太も、Aと一緒に居て "あげてる" んじゃないから。
俺らが好きで一緒に居んの、誤解しないで｣
それだけ言って廊下をまた歩き出すと、
驚いてるのか2人は立ちつくしたままだった。
｢湧！｣
｢おー皇輝くん、どしたの？｣
突然走って追いかけてきたのは同じクラスの皇輝くん。
普段から結構話もするし仲は良いんだよね。
でも今はいつもみたいに爽やかな笑顔じゃなくて、切羽詰まった表情をして
皇輝 ｢あのさ、もし違ったらそれはそれでいいんだけど…｣
｢なに、なんか怖いんだけど(笑)｣
皇輝｢Aちゃんって、須田さんたちと仲がいいわけでは無い、よね？｣
｢…聞いたことはないけど。どしたの？｣
" 須田 "
さっき女子に聞いた時に名前が挙がったのもコイツだった。
イヤな予感しかしない
皇輝 ｢この前、湧たちがAちゃんにキーホルダーあげてたでしょ？
あれ、ボールチェーンだから外れて教室に落ちてて｣
｢え、まじ？！そのキーホルダー、｣
皇輝 ｢拾おうとした瞬間に須田さんに拾われちゃって。『机に上げといたら』って言ったんだけど、放課後に遊ぶ予定があるからその時に渡す、って断られちゃって…｣
しゅん と下がった眉。
もう、悪いのは皇輝くんじゃないんだから。そんな顔しないでよ
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スイ.(プロフ) - Suzuka573さん» そう言っていただけて嬉しいです(；；)自分で体験できていないので実際と違うこと多々あると思いますが、がんばりますので更新待っていてください！^ ^ (2020年10月26日 21時) (
レス) id: e6a739559e (このIDを非表示/違反報告)
Suzuka573(プロフ) - 私も主人公さんと同じで右耳が聞こえないのでとっても感情移入しやすいです！更新お願いします〜！！ (2020年10月26日 8時) (レス) id: d37d3ec597 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スイ. | 作成日時：2020年10月25日 16時
