4dB ページ4
*
Your side
｢…わく、｣
湧｢ん？｣
授業中、私はよく先生の声が聞き取れずに、わくに話しかける。
それは、私が難聴者だから。
右耳は生まれつき聞こえない、いわゆる先天性。
左耳は小学校にあがる前に、軽度の難聴になった。
幼いながらにストレスを感じやすかったらしくて、ちょっと負担がかかってしまったんだって
だから補聴器をつけないと、学校では授業が受けにくい。
でもクラスが完全に静かな状態で受けている授業なんていくつかしかなくて
チョークで黒板に字を書く音や、少しざわざわしているだけでも先生が何を言っているのか分かりづらいのがほんと
湧｢今のとこ？｣
｢うん、ありがとう｣
.
わくは優しい。
それは小さい頃から変わらない。
今も名前を呼んだだけですぐ要件を察してくれるし、わくは常に周りを見てる
湧｢先生ごめん！今のとこもっかいお願いします！｣
｢仕方ないな〜、みんなもよく聞いとけよ。ここは…｣
いかにもわくが聞いてなかったような言い方をするけど
黒板を向きながら先生が話したり、喋るスピードが早くて私が聞き取れなかった時
彼はこうやって、さりげなく助けてくれる。
わくから溢れる、この自然な優しさに
私は何度も助けられてきた。
.
｢ありがとう｣
そう言えば、
湧｢何が？』
って、 わくはいつも笑うんだ。
.
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スイ.(プロフ) - Suzuka573さん» そう言っていただけて嬉しいです(；；)自分で体験できていないので実際と違うこと多々あると思いますが、がんばりますので更新待っていてください！^ ^ (2020年10月26日 21時) (
レス) id: e6a739559e (このIDを非表示/違反報告)
Suzuka573(プロフ) - 私も主人公さんと同じで右耳が聞こえないのでとっても感情移入しやすいです！更新お願いします〜！！ (2020年10月26日 8時) (レス) id: d37d3ec597 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スイ. | 作成日時：2020年10月25日 16時
