18dB ページ18
*
｢優斗！｣
優斗｢おー湧！来てくれたの？｣
起きてからご飯を食べて外に出れば、優斗が荷物を車につけてる所だった
嬉しそうに ちゃはっ！て笑うのも 全然変わってなくてなんか安心。
｢こいつが1人で見送りは寂しーってゆーからさ〜｣
A｢言ってない！｣
｢怒んなって(笑)｣
ありゃ、ちょっと離れてるからバレないと思ったんだけど。口の動きでバレた
｢なんでお前そんなとこいんの？見送んねーの？｣
優斗｢悲しくなるらしいよ(笑)｣
｢いやどっから見送ってもおんなじでしょ(笑)｣
ちゃんとバイバイしな、って
俺こいつのお母さんかなんか？？
『優斗早くしてー！』
優斗｢あーはい！！じゃあな、また帰ってくるから。｣
A｢…うん、バイバイ、｣
｢ゲームするとき連絡してねー！｣
優斗 ｢ おう！
…湧、Aのこと頼んだよ｣
｢頼まれました〜｣
言われなくても分かってるよ。
別に頼まれるほどのことじゃないし
.
優斗が車に乗り込もうとしてドアを開けた時、
…こいつってば、いつもこういう時に来るんだから
内村｢優斗〜！はあっ！！間に合った、！｣
優斗｢おお〜うっちー！！｣
急いで走って見送りに来たんだろうな(笑)
スウェットにパーカー羽織ってるから、さては寝起きだな
内村｢も〜今回帰るの早くない？｣
優斗｢いや〜ごめんごめん！また来るからさ！｣
内村｢あたりまえ〜。じゃあねゆうぴー｣
優斗｢なんか意外とアッサリしてない？え？？｣
そんなこんなでやっと
｢じゃあねー！｣って窓から手を振りながら、お母さんの運転で帰っていった優斗。
見えなくなるまで3人で手を振って
内村｢あ、今日は泣かなかったんだ(笑)｣
｢おい言うな！｣
A｢、う〜、っ｣
｢あ〜颯太のバカ！泣くなA〜｣
頑張って隣で涙こらえてたのは気づいてたけど、話しかけたら泣いちゃうから黙ってたのに。
まあ今までは優斗が行く前に泣いて、それを見た優斗が名残惜しくなっちゃって出発遅れちゃってたし。。
｢よく我慢した、｣
頭に手を置いたら、涙がぶわっと さらに溢れ出した
内村｢もー泣かせないでよ湧！おいで？｣
泣かせたのお前な？？
颯太が腕を広げれば、涙を拭いながらすっぽりその中に収まった。
…いっつもこういう時は颯太の腕の中なんだから。
.
こいつが泣かないで人の見送りできる日、いつか来んのかなあ。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 723人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「少年忍者」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
スイ.(プロフ) - Suzuka573さん» そう言っていただけて嬉しいです(；；)自分で体験できていないので実際と違うこと多々あると思いますが、がんばりますので更新待っていてください！^ ^ (2020年10月26日 21時) (
レス) id: e6a739559e (このIDを非表示/違反報告)
Suzuka573(プロフ) - 私も主人公さんと同じで右耳が聞こえないのでとっても感情移入しやすいです！更新お願いします〜！！ (2020年10月26日 8時) (レス) id: d37d3ec597 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：スイ. | 作成日時：2020年10月25日 16時
