13dB ページ13
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Your side
『うん、聴力の低下とかは無いかな』
気になる事は無い？と小さな頃から私を診てくれている担当の先生に聞かれて、首を横に振った。
『補聴器の調子も悪くないね？』
｢はい、｣
『よし。じゃあまた次の定期検診でね。
それまでに異常があったらすぐ来るんだよ？』
｢はい。ありがとうございました！｣
無事に間に合った定期検診は なんの問題も無く終わって、少し緊張していた肩の力がゆっくり抜けてった
お会計を済ませて外に出ると
涼しい風がふわっと頬を掠めていって
寒くなってきたなあ…なんて、1人で歩きながら思った。
.
わくと颯太は今ごろ何してるかな
何日か前にやっと補習終わった！って喜んでたから、いつもの5人で遊んでるかな？
いつもはどっちかが歩いてくれる左側が、今日はとても寂しく感じて
気づいたら、無意識に下を向いて歩いてた
.
｢A！｣
今、名前呼ばれた、、？
どこだろう…
｢あー(笑)前 前！｣
その声どおりに向き直って、自分の顔が
ぱあっと明るくなるのを感じた
声のする方向が掴めずに、キョロキョロする必要なんて無かったみたい。
久しぶりに会えたのが嬉しくて、急いで駆けよった
.
｢お兄ちゃん！！！｣
優斗｢よ！｣
｢なんでいるの？大学は！？｣
優斗｢ちょっと休みできたから戻ってきた！
A今帰りっしょ？そこの駐車場に車停めてあるから一緒に行こ？｣
｢うん！！｣
突然現れたのは、しばらく会っていなかった大学生のお兄ちゃんで
お母さんから今日は病院帰りだと聞いて、わざわざ迎えに来てくれたんだとか
嬉しさを顔に滲ませながら、見慣れた道を一緒に
幼いころ公園で遊んだ帰りにそうしたように、並んで歩いた
.
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スイ.(プロフ) - Suzuka573さん» そう言っていただけて嬉しいです(；；)自分で体験できていないので実際と違うこと多々あると思いますが、がんばりますので更新待っていてください！^ ^ (2020年10月26日 21時) (
レス) id: e6a739559e (このIDを非表示/違反報告)
Suzuka573(プロフ) - 私も主人公さんと同じで右耳が聞こえないのでとっても感情移入しやすいです！更新お願いします〜！！ (2020年10月26日 8時) (レス) id: d37d3ec597 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スイ. | 作成日時：2020年10月25日 16時
