√通過電車

19 yuta ページ19

‘志田なら 昼の授業から来てないけど’


一緒に帰ろうと3組にいくと、
姿がないA









結局 モヤモヤがつきない帰り道



優「コンビニ、いこうかな」









財布をもって 外に出る

と、









「あ、優太」


学校帰りのAと玄関先で遭遇









優「よっ」







+






俺の家から真っ直ぐ行くとAの家があって


さらに進むと、最寄りのコンビニがある









優「授業サボってたの？」









「うんっ」









優「悪い子〜

サボるなんてAらしくないね」









「あー、まあね」笑

そういって はぐらかす









優「……阿部と一緒にいたの？」


モヤモヤしてたのは、阿部と一緒だったのかな？って不安だから









‘違うよ’って返事を心のどこかで期待していた









「うんっ、

そのまま 顕嵐くんと帰ってきた」









ｽﾞｷﾝ



胸が痛い。









「優太？」

いつの間にか立ち止まっていて
数歩先に 振り返って俺をみる君の姿









優「あ、ごめん」









初めてだな









「ねえ、肉まん 奢ってよ」









無邪気に優しく、今までずっとみてきた笑顔で

俺をみる。









優「じゃあバレンタインのチョコ、豪華にしろよ」









こんな感じなんだな、








誰かを 好きになるって









「よし、まかせろ！」









これからも、一番近くでその笑顔を見ていたいっておもうんだ。









.









俺、









Aが好きだ。









√ 意識

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