√通過電車

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顕「Aちゃん、俺＿＿」









溢れ出す 焦燥感と独占欲
気持ちが言葉に出そうになった。









ピロン ピロン


Aちゃんのポケットから着信音









「あ、ごめん」









顕「いいよ 出なよ」



申し訳なさそうに電話に出る君









危ない。理性に流されていた

‘恋は盲目’とはよくいったものだ









軽く深呼吸をする









「え？優太が？ 大丈夫だよ一人でも」


Aちゃんの電話の声が聞こえる









しばらくして俺のところに戻ってくると



「ごめんっ お母さんからだった」









って 手を合わせるAちゃん









顕「大丈夫だよ

あ、昼休み終わっちゃうよ？」









そう言うと 慌てて屋上をでていったAちゃん









これ以上一緒にいると自分が何をしてしまうかわからなかった









.









＿Aちゃん、俺と付き合って？









喉まで でかかった言葉が、









胸のなかで消化できずに 残ったままだった。









√ 勢

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